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『HiGH&LOW』全作品を網羅! シリーズを楽しむための時系列まとめ

2019年10月05日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『HiGH&LOW THE WORST』(c)2019 高橋ヒロシ(秋田書店) /「HiGH&LOW」製作委員会

■『HiGH&LOW』とは?
 『HiGH&LOW』は、EXILE HIROが企画・プロデュースするメディアミックスプロジェクト。EXILE TRIBEのメンバーだけでなく、気鋭の若手俳優や実力派俳優ら豪華キャストが多数出演。“全員主役”のキャッチフレーズの元、これまでにドラマ、映画、ライブ、漫画、SNSと幅広く展開されている。


 物語の舞台となるのは「SWORD地区」。拮抗した力を持つ5つのチーム「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」が集まる地区で、その頭文字をとって「SWORD地区」と呼ばれていた。当初はチーム同士が反目しあっていたが、街を壊そうとする大いなる陰謀の存在により、仲間たちを守りたいという意志で団結していく。


 2015年にテレビドラマからはじまり、形を変えつつ現在まで続いている『HiGH&LOW』ユニバース。ここで一旦全作振り返ってみたい。


■ドラマ『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』シーズン1(2015年)
<すべてはここから始まった。『HiGH&LOW』の原点>


 かつて、「ムゲン」と呼ばれる圧倒的な勢力を誇るチームが存在していた街。「ムゲン」解散後はそれぞれ5つのチームに別れていた。そこに集う不良たちはそれぞれの正義によって動いており、ときに衝突することも。コブラ(岩田剛典)、ヤマト(鈴木伸之)が中心になって作られた山王連合会に、鬼邪高校から逃げ出してきたチハル(佐藤大樹)がやってきたことで、SWORDの均衡が崩れていく。その一方、とある事情で街を離れていたコブラ、ヤマトの幼馴染であるノボル(町田啓太)が帰ってきたのだが、彼は極道組織・九龍グループ「家村会」の一員となっていた。コブラたちは、なんとしても彼を呼び戻そうとするのだが……。


・チームの概要を把握できるチュートリアル的なドラマ
・キャラクターの背景を深く知りたければ、まずここから!
・通常の深夜ドラマの域を超えた豪華クオリティ!
・「ジャパンアクションアワード」を受賞した超絶アクション


■漫画『HIGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』(2015年)


 ドラマ版シーズン2のスタート前に、秋田書店「別冊少年チャンピオン」、「ヤングチャンピオン」にて、コミカライズ版が発表された。ストーリーはドラマシーズン1を踏襲したものになっており、作画はLDHの面々が実写ドラマに出演したことでも知られる『シュガーレス』の細川雅巳。


・人気不良漫画の作者によるコミカライズ
・精密な作画によるバトルシーンは大迫力
・漫画でストーリーがおさらいできる
・ファンなら抑えておきたい作品


■ドラマ『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』シーズン2(2016年)


 山王に戻ってきたノボルは、事故によって意識不明状態に。混迷を極めるSWORD地区だが、さらに湾岸地区から新勢力「MIGHTY WARRIORS」も登場し、物語は加速していく。


 そして舞台は過去へ。かつて「ムゲン」の総長だった琥珀(AKIRA)。優しさとカリスマ性を兼ね備えた男で、仲間たちから慕われていた。しかし、膨張する組織は軋んでいき、親友の龍也(井浦新)はムゲンを抜け、別の道に進んでいき、徐々に琥珀と心がすれちがっていく。そんな中、龍也が事故で亡くなったことがきっかけで、琥珀は街から姿を消してしまった。そして現在、街に戻ってきた琥珀だが、その目的はかつての仲間たちを裏切るものだった。


・『HiGH&LOW THE MOVIE』に直接続くストーリー
・「ムゲン」解散、そして琥珀たちの過去が明らかに!
・深夜ドラマの域を超えた豪華クオリティは健在
・対立していたSWORDの頭たちにも、それぞれ心境の変化が……?


■映画『ROAD TO HiGH&LOW』(2016年)


 コブラ、ヤマト、ノボルといった山王連合会の物語を中心に、ドラマのシーズン1をそれぞれの視点で再構成したもの。幼馴染のノボルが大学進学したことを、自分のことのように喜ぶヤマトとコブラ。しかしある事件により、ノボルの未来は閉ざされてしまう。その後彼は極道組織「家村会」の一員として街に戻ってきたのだが……。


・山王連合会ファンは必見!
・2週間限定で劇場上映された
・ドラマをおさらいしたい人向け
・男たちの友情を感じる熱いストーリー


■アルバム『HiGH&LOW ORIGINAL BEST ALBUM』(2016年)


 『HiGH&LOW』の劇中歌で構成された二枚組ベストアルバム。EXILE TRIBEを中心に豪華アーティストが集結。ドラマ、映画の主題歌から、SWORD各チーム、キャラクターのテーマ曲まで余すところなく収録されている。


・『HiGH&LOW』だからできる豪華コラボが実現
・俳優として出演しているANARCHYやV.Iもミュージシャンとして参加
・二枚組の豪華ボリューム
・CD盤には10曲のMUSIC VIDEOも収録


■映画『HiGH&LOW THE MOVIE』(2016年)


 新勢力「MIGHTY WARRIORS」、悪のスカウト組織「DOUBT」を率いて戻ってきた琥珀。当初はその強さに圧倒されるSWORD5チーム。この背景にはSWORD地区再開発を目的とする家村会だけでなく、さらに大きな海外マフィア組織もうごめいており、事態は街全体を巻き込む抗争にまで発展していく。琥珀には悲しい目的があると知り、それを阻止しようと集結する山王連合会。そこに各チーム、生きる伝説・雨宮兄弟も合流し、全体未聞のバトルの火蓋が切って落とされるーー。


・興行収入20億円を超えるヒット作
・本作からファンになった人も多数
・各チームにそれぞれの見どころが!
・開始5分で衝撃シーンの連続! 邦画史に残る大アクション!


■『HiGH&LOW THE LIVE』(2016年)


 キャラクターと音楽が深くリンクしていることでも知られる『HiGH&LOW』シリーズ。オリジナルベストアルバム『HiGH&LOW ORIGINAL BEST ALBUM』も発売され、満を持して開催されたのが、『HiGH&LOW THE LIVE』だ。『HiGH&LOW』の世界をLIVEで表現することをコンセプトにし、ドームクラスの規模ならではの大迫力の演出に圧倒される。


・EXILE TRIBEのグループが揃い踏み
・『HiGH&LOW』の世界をLIVEで体感
・冒頭からバイクが飛ぶなどの豪華演出
・おなじみのキャラクターたちによる寸劇も


■映画『HiGH&LOW THE RED RAIN』(2016年)


 「ムゲン」と互角に渡り合った伝説の男たち。それが雨宮雅貴(TAKAHIRO)と雨宮広斗(登坂広臣)、雨宮兄弟のふたりだ。彼らがSWORD地区にやってきたのは、1年前に失踪した長男・尊龍(斎藤工)を探すためだった。3兄弟は血はつながっていない者もいるが、固い絆で結ばれていた。尊龍の行方を知っているという者から連絡があり、リトルアジア地区へ足を運ぶ。そしてSWORD国を揺るがす大きな闇の存在に気づくのだが……。


・人気キャラ・雨宮兄弟の過去が明らかに
・雨宮兄弟・長男の斎藤工の熱演
・格闘術「ゼロレンジコンバット」を使った格闘シーンに注目!
・フィリピンロケにより、日本では実現不可能とされる大胆なカーチェイスや銃撃戦も!
・主題歌はACE OF SPADES×PKCZ® feat. 登坂広臣「TIME FLIES」


■漫画『HiGH&LOW g-sword』(2017年)


 「週刊少年マガジン」に連載されていた公式スピンオフ漫画。ドラマ放送時代から作品のファンを公言していたCLAMPによる待望のコミカライズ。ほぼ全編二頭身キャラになったSWORDの面々が、紙面狭しと生き生きと動き回る。


・バトルではなく、SWORDの各チームらの日常が描かれる
・ほのぼのギャグテイスト
・実写では見ることのできない、あのキャラクターの意外な姿も?
・人気漫画家集団・CLAMPのHiGH&LOW愛が炸裂!


■Huluネット配信ドラマ『HiGH&LOW THE DTC』(2017年)


 山王連合会のダン(山下健二郎)、テッツ(佐藤寛太)、チハルのDTC3人組による全11エピソードのショートコメディ。ダン、テッツ、チハルのイニシャルを取り、新チーム‟DTC”を結成するところからスタートする同作は、お馴染みの溜まり場ITOKANを舞台に繰り広げられる。「ユーチューバーになろう」「ユーチューバーへの扉」「苺談義」「たてぶえきょうだい」など、各エピソードは本編のシリアスな作風とは一転、どれも笑えるものばかり。


・映画『DTC 湯けむり純情篇』の前日譚
・DTCのテーマ曲も聴ける!?
・ほのぼのとした三人の関係性にも注目
・あの“たてぶえきょうだい”も登場!


■映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』(2017年)


 『HiGH&LOW THE MOVIE』後、つかの間の平穏を取り戻したSWORD地区。山王連合会のコブラは各チームの頭を呼び出し協定を結ぶことを提案するも様々な事情により交渉は決裂。さらに再開発計画の是非により山王連合会内部も分裂してしまい、やり場のない憤りを抱えるコブラ。一方、宿敵であるDOUBTの創始者・林蘭丸が出所するという情報を掴んだWhite RascalsのROCKY(黒木啓司)。残忍な蘭丸と衝突することで、他のSWORDのチームに火の粉がかからないようにと、White Rascalsのみで事態に立ち向かおうとするのだが……。


・『HiGH&LOW THE MOVIE』の正当な続編
・おなじみのキャストが集結、インパクトのある新キャラも
・限界に挑戦するカーアクション
・それぞれの正義の衝突、そして衝撃のラストシーン


■映像作品『HiGH&LOW THE MIGHTY WARRIORS』(2017年)


 『HiGH&LOW』の人気チーム・MIGHTY WARRIORSをフィーチャーしたスピンオフ作品。彼らはなぜ出会い、音楽とファッションの理想郷を追い求めるMIGHTY WARRIORSとなったのか? 彼らの過去のストーリーが、今明かされる。


・MIGHTY WARRIORS単独の映像作品
・MIGHTY WARRIORSの過去が明かされるストーリー
・ライブシーンと物語がリンクしていく映像作品
・美麗フォトブックとCDつき


■映画『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』 (2017年)


 九龍グループによる総攻撃を受け、ボロボロになってしまったSWORD地区。復讐心に任せ、単身九龍グループに乗り込むコブラだが、返り討ちにあい、倉庫に監禁され危機一髪に。再開発計画を止めようと、政府と九龍グループによる不正の証拠集めに奔走する雨宮兄弟と琥珀、九十九(青柳翔)。そして分裂したままの山王連合会……。それぞれの想いがクライマックスに向けて走り出すーー。


・シーズン1から続いた「SWORD」の物語に決着
・大いなる陰謀が暴かれる
・ぞれぞれの道を行くSWORDの面々
・新章の存在も伺えるエンディング


■映画『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』(2018年)


 『FINAL MISSION』後、退屈な日々を送っていた山王連合会のダン、テッツ、チハルのDTC3人組は自分たちの“青春(と女子との出会い)”を探して、行き先を決めずに旅に出ることに。旅先の温泉宿で出会った未亡人の若女将・マリと一人娘のめぐみのために奮闘するDTC。そこにテキ屋として温泉街に出張してきた達磨一家や休暇中のWhite Rascalsも合流し……。笑いあり涙ありのスピンオフ作品。


・これまで脚本を手掛けてきた平沼紀久初監督作品
・アクション封印? 青春&人情ロードムービー
・意外な場所にあのキャラが登場!?
・主題歌はDOBERMAN INFINITY 「YOU & I」
・オープニングテーマはEXILE SHOKICHI 「Futen Boyz」


■ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』(2019年)


 『HiGH&LOW THE MOVIE』直後の鬼邪高。全日制の生徒の頭を張るのは轟(前田公輝)。そこに鳴り物入りで転校してきた花岡楓士雄(川村壱馬)と高城司(吉野北人)だが、家庭の事情で楓士雄が鬼邪高を去っていまい、司は争いに参加する意欲を失っている。そこに新入生の中越(神尾楓珠)一派、転校生のやすきよコンビ(佐藤流司・うえきやサトシ)らも参戦、鬼邪高戦国時代が始まるーー。


・ファン待望の鬼邪高スピンオフ
・映画『HiGH&LOW THE WORST』につながるストーリー
・山田裕貴、一ノ瀬ワタルら、鬼邪高定時制のキャストも再集結
・川村壱馬、吉野北人、鈴木昂秀、龍ら、THE RAMPAGEメンバーの演技にも注目


■映画『HiGH&LOW THE WORST』(2019年)


 “殺し屋集団”と恐れられている不良高校・鳳仙学園。「鬼邪高」を名乗る集団に突如襲撃される。一方、鬼邪高は「鳳仙」を名乗る集団に襲われ、2つの不良高校は正面衝突が避けられない事態に。そんな中、鬼邪高に戻ってきた楓士雄は……?


・不良漫画の金字塔『クローズ』『WORST』とのクロスオーバー
・“殺し屋集団”鳳仙vs“漆黒の凶悪高校”鬼邪高の夢の対決
・『クローズ』『WORST』原作者・髙橋ヒロシ自ら脚本に参加
・あの興奮が再び! 怒涛のアクションシーンは必見!


(文=藤谷千明)