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YouTuberきまぐれクック、「急性前骨髄性白血病」と診断された恩人・渥美拓馬への支援を報告

2019年10月03日 08:21  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 魚を捌く動画で人気を集めるYouTuberのかねこが、自身のチャンネル「きまぐれクック」にて、「渥美拓馬の『急性前骨髄性白血病』について。皆さんにお願いがあります」というタイトルの動画を公開した。


(参考:YouTuberきまぐれクック(かねこ) 魚にも人にも愛される、魅力の源泉に迫る


 魚捌き系YouTuberとして、巨大なキングサーモンや200キロの巨大サメからタツノオトシゴ、マツカサウオに至るまで珍しい魚を捌く動画を投稿し、人気を集めている「きまぐれクック」のかねこ。調理師免許を持っていないものの、調理師だった親の影響で魚を捌く技術には長けており、クセになる動画の構成もあって、菅田将暉や長澤まさみなど、有名人にも多くのファンを抱えている。


 いまでこそかねこの人気は凄まじく、チャンネル登録者は246万人(2019年10月2日現在)を超えるほどだ。そんなかねこがまだ「きまぐれクック」としてチャンネルを開設したばかりで、YouTubeで生活していくということを考えておらず、すでに就職先も決まっているという状況のなか、専業YouTuberへの道を踏み出したきっかけは、ある人物から「なかなか掴めるチャンスじゃない。本当にもったいないから、ちょっとあと一ヶ月だけ真剣にやってみ」と助言を受けたことだった。かねこは「彼の存在がいなければ『きまぐれクック』は存在しなかった」とまで語っている。


 それほどまでにかねこの人生に大きな影響を与えたのが、友人でありYouTuberの渥美拓馬だ。渥美は魚釣り動画をメインに投稿しており、国内のありとあらゆる釣り場を訪れ、時には日本を飛び出してタイやアメリカ、南米のアマゾン川に上陸したりとアクティブに世界中を駆け回ってきた。かねことはYouTubeのイベントで出会い、同じ魚を扱うYouTuberということで意気投合。自身のチャンネルでも頻繁にコラボ動画を投稿するなど、親しい間柄として知られていた。


 そして9月29日に公開された動画では、渥美拓馬が「急性前骨髄性白血病」と診断されたことを受けて、現在の心境を吐露。あまりにも急な報告に心の整理がつかないとしつつも、彼の入院先へすぐお見舞いに訪れたことを報告した。言葉を詰まらせながらも「元気そうでした。いや、元気そうに振舞ってくれました」と、容態を心配するファンに向けて話したかねこ。治療には6ヶ月の入院が必要であるため、その間、動画投稿ができないことでファンが離れてしまうのではないか、ということを渥美拓馬は懸念しており、かねこは彼のために何ができるのか思案を重ねた結果、「渥美拓馬のチャンネルに不定期で動画を投稿する」という決意を明かした。かねこひとりではなく、他のクリエイターと協力しながら、チャンネルを賑やかに盛り上げ、渥美の復帰を待つという。


 そして、かねこは「僕からみなさんにお願いがあります」と切り出すと、視聴者に向けて渥美拓馬の YouTubeチャンネル登録とSNSへの励ましのリプライを呼びかけた。視聴者から寄せられた温かいコメントや励ましの言葉には渥美拓馬自身も感謝しており、勇気付けられているそう。もし言葉をかけられずに躊躇しているファンがいるならば、迷わず声をかけたいところだ。かねこも「欲しいものがあったら、すぐにLINEして。何でも買っていくから!」と語りかけ、最後に「頑張れ」と優しく、感情を込めてエールを送った。


 かねこも動画内で触れているように、各医療機関の情報を見ても、「急性前骨髄性白血病」は決して不治の病ではなく、適切な治療により回復することは多いという。6ヶ月という期間は決して短くないが、また元気に魚を釣っている姿を見せてくれることを心より祈りつつ、ファンとともに動画公開の通知を待ちたい。


(川崎龍也)