リシュモングループ(以下、リシュモン)がイタリアのジュエリーメゾン「ブチェラッティ(Buccellati)」の買収を発表した。
ブチェラッティは1919年、創業者のマリオ・ブチェラッティ(Mario Buccellati)によりミラノで創設。イタリア国内に4つの工房を所有し、ジュエリー以外に時計および銀器の製造も行っている。
今回の買収でブチェラッティを所有していた中国でジュエリーのディストリビューションを行っているガンタイグループ(Gangtai Group)は、メゾンの親会社であるブチェラッティホールディングス(Buccellati Holding Italia S.p.A)の株式100%をリシュモンに完全譲渡。買収にまつわる取引は9月26日に完了している。ブチェラッティは同じくリシュモン傘下の「ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」、「カルティエ(Cartier)」と並びジュエリーメゾン事業のカテゴリーに区分される。
なお、「フェデリーコ・ブチェラッティ(Federico Buccellati)」は創業ファミリーが立ち上げたローマに本店を構えるジュエリーブランドで、現在ブチェラッティとは別ブランドとして展開している。