同社はこれまでレンタルスペースなどで展示会を行ってきたが、新たに常設のショールームとしてマレ地区に開設。「エズミ(EZUMi)」や「ザ・ケイジ(THE KEIJI)」などを扱っており、ブランドの海外展開の窓口となるようバイヤーやプレスに向けての発信を強化していく。
今後はショールームとしてだけではなく、ブランドの展示会やポップアップショップなどのスペースとしても活用していく予定。パリ在住39年のブルーペッパー横山高志代表取締役は「バイヤーがわざわざ遠出をしなくなった今、ブランドは服を持って見せにいかないとビジネス拡大が見込めない」という問題意識からショールーム開設に至ったと説明。パリを目指す日本のデザイナーズブランドについては「価格の問題で、若い人をターゲットにしているブランドは難しいのが現状。一概には言えないが、30代以上をメインターゲットにするブランドはビジネス拡大の可能性が十分にある」とし、今後は日本の若手ブランドのパリ進出のサポートも視野に入れる。
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