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メーガン妃、南アで性的暴行の事件現場を訪問 殺害された女性を追悼

2019年09月29日 13:21  Techinsight Japan

Techinsight Japan

殺害現場の郵便局を訪れ、黄色いリボンを結ぶメーガン妃(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年9月28日付Instagram「“Simi kunye kulesisimo”」』のスクリーンショット)
現在ヘンリー王子、愛息アーチーくんとともにアフリカを訪問中のメーガン妃が現地時間26日、単独公務に臨む夫とは別に、ある場所をプライベートで訪れていた。ケープタウン郊外クレアモントの郵便局に足を運んだメーガン妃の本意とは…?

先日はアーチーくん同伴で公務に臨み、愛息の愛くるしい姿と幸せオーラ全開のママぶりが称賛を集めたメーガン妃。現在は南アフリカ共和国での公務を終え、アンゴラで単独公務中の夫ヘンリー王子とは別行動をとっている。

そんなメーガン妃が現地時間26日、ケープタウン郊外クレアモントの郵便局に足を運んでいたことが明らかになった。同地はケープタウン大学に通っていた19歳の女子大生ウィネーネ・ムウェットヤーナさん(Uyinene Mrwetyana)が先月、42歳の男性郵便局員によってレイプ殺害された場所だ。

ヘンリー王子とメーガン妃の公式Instagramには、ウィネーネさんへの追悼、ならびにジェンダーに基づく暴力(Gender-Based Violence:GBV)や女性を狙った殺害に対し断固とした立場を貫く人々との団結を表明するため、妃が同地を訪れたことが綴られている。またメーガン妃が黄色いリボンに南アフリカ共和国の公用語の1つであるコーサ語で、

「Simi kunye kulesisimo」(私達は今、ともに立ち向かいます)

「Harry and Meghan September 26, 2019」

と記し、事件現場となった郵便局の手すりにそれを結びつける姿も公開された。

Instagramには殺害事件の犠牲となったウィネーネさんをはじめ、GBVに苦しむ世界中の女性達へのサポートを表明するため、妃が個人的に事件現場の訪問を希望していたこと、またウィネーネさんの母親との対談やミーティングへの出席を通じ、同国の現況に対する理解を深め、今後も状況改善に向けて活動を続けていく意向が綴られている。さらにInstagramのプロフィール欄には、ウィネーネさん殺害事件に関する『The New Yorker』の記事URLを記載し、人々に関心を呼びかけた。

なお今月12日付の『BBC』の記事によれば、南アフリカ共和国における昨年の性犯罪件数は5万2420件とのことだ。同国政府は「3時間に1人の割合で女性が殺されている」計算になり、「被害女性の多くは殺害前にレイプされた」ことを報告している。増え続ける一方の女性殺害事件を受け同国では各地でデモが行われ、政府は今月に「国家的危機」を宣言していた。

アフリカ訪問初日に行ったスピーチで、

「私は今、母として、妻として、女性として、有色人種の女性として、そしてあなたのシスターとして、ここに共にいることを知ってほしい。」

と力強く語り、会場にいた女性達の支持を集めたメーガン妃。このたびのプライベート訪問も、GBVに悩む女性や少女達に希望の光を届けたことだろう。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年9月28日付Instagram「“Simi kunye kulesisimo”」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)