人が嫌がることを平気でしてくる上司は、残念ながら存在する。それが組織単位になれば、膨大な圧力として自分にのしかかり、辞めたい気持ちも強まってしまう。キャリコネニュース読者から寄せられたエピソードを紹介する。
40代男性は正社員としてデパ地下で販売・調理を担当していたが、パートの中年女性のパワハラに苦しんだ。そのことを上司に相談しても、「お前が仕事の腕前を上げればええんや!」と意味のない根性論を叩きつけられた。
「これじゃ何にも解決できません。上司の無能さもそうですが、パワハラおばさんの傍若無人ぶりにも呆れました」
男性は結局、うつ病になり退職した。パートのパワハラが原因で辞めた人は、男性以外にも複数いたという。男性の元勤務先は現在、そのパートのおかげで、デパート内でもすっかり浮いてしまっているそうだ。
「外部から技術アドバイザーなる人材を高額で契約していましたが、その者たちも専門外」
研究開発職の50代男性は、特殊車両を販売する企業に所属していたが、研究開発とは名ばかりの知識も技術もやる気もない会社だったという。
男性の担当は、主に車体の架装と特殊装置の部品改良だった。「車体は架装なので、特に専門知識は必要ありません」というが、
「しかし装置の方は研究者レベルの知識とやる気がなければ、実用できる範囲には到達できないのに、残念ながら対応できる人間は1人もいませんでした。外部から技術アドバイザーなる人材を高額で契約していましたが、その者たちも専門外で進歩がない状況でした」
という。製造した特殊車両は実用化できず、会社の売上も創業以来、8年連続でゼロだった。それなのになぜ資金繰りが出来ていたのかを、男性は次のように綴る。
「上場したら人気が出て大化けする」「まもなく儲かるぞ!」と説明をしてお金を搾取
「どのようにして資金を集めているかといえば、ホテルの会議室など非公開の場所に個人を集めては投資話を持ちかけ、『上場したら人気が出て大化けする』『世の中の有害物質を完全無害化できる』『まもなく儲かるぞ!』と言う説明をしては他人の貴重なお金を搾取していました」
さらに投資をした人間は、自分の親戚や知人に声をかける"ねずみ講"のようなスタイルで資金を集めていった。回収した不正金は人件費や役員報酬、形だけの非実用な装置の製作費、コンサルティング料、関係者への賄賂などに回されたという。
「集めたお金はすぐに消えてなくなります。私も世の中に貢献できる仕事と思って入社し、しばらくは勤めていましたが、これ以上は詐欺の片棒担ぎは続けられないと退職しました」
ほかにも、
「上司のかまってちゃん」(40代女性、販売・サービス職)
「以前の職場にて、親が亡くなり葬儀後に出社したら『香典の金で売上つくって来い!』と言われたとき」(40代男性、販売・サービス職)
といったエピソードが寄せられた。
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