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1Dルイ・トムリンソン、最愛の母と妹の死で「人生のどん底を味わった」

2019年09月27日 19:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ルイ・トムリンソン「前よりずっと強くなれた」とも(画像は『Louis Tomlinson 2019年7月11日付Instagram「1883 magazine coming soon.」』のスクリーンショット)
現在活動休止中の英ボーイバンド「ワン・ダイレクション(1D)」のルイ・トムリンソンが、このほど英紙『The Guardian』のインタビューに応じた。その中で彼は、最愛の母と妹を立て続けに亡くした悲しみ、またその後の音楽活動や人生に及ぼした影響などについて初めて心境を吐露した。

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「ワン・ダイレクション(1D)」のルイ・トムリンソンは、白血病に侵されていた最愛の母ジョアンナさんを2016年12月に亡くした。ルイは43歳という若さでこの世を去った母への思いを捧げた楽曲『Two of Us』を今年3月にリリースし、切ない思いを綴った歌詞や優しいメロディーが共感を集めた。

「愛する人を失っても、今後の人生を僕達2人のために生きていくよ」とポジティブなメッセージが込められた同曲なのだが、皮肉なことにリリースからわずか6日後、今度は薬物の複合摂取により可愛がっていた妹フェリシテさんが18歳でこの世を去ってしまったのだ。

このように立て続けに愛する家族を亡くしたルイが、このほど英紙『The Guardian』のインタビューに応じた。母親の死後に書いた楽曲はどれも「本当の意味が欠けている」と感じたルイは、『Two of Us』のような曲の制作を通じて自身と向き合わない限り前に進むことはできないと思ったことを吐露。心にのしかかっていたリアルな気持ちを言葉にすることで、自身も癒されたようだ。

母と妹の死という悲劇に襲われ、突然真っ暗闇に放り込まれてしまったルイだったが現在は、

「僕は人生のどん底ってヤツを味わった。だからこれから何が起きても、あの衝撃や辛さには匹敵しないだろうね。だから奇妙な話だけど、僕は辛く悲しい経験を通じて前よりずっと強くなれたよ。」

と前向きに日々を懸命に生きている様子だ。そして世間からは決して「哀れに思ってほしくない」とも述べ、

「僕は自分のことを哀れだなんて思っちゃいない。惨めだと思い詰める時間はないよ。」

と力強く語っている。

またファンからの温かい言葉やサポートに力づけられたというルイは「皆にも精神的な負担になっていたはず」とファンを気遣い、ともに辛い時期を乗り越えた彼らを「僕にとって家族みたいな存在なんだ」と思いやった。

「ワン・ダイレクション」の活動休止後、方向性を見失いつつあったルイの大きな転機になった『Two of Us』は、現在860万回を超える動画再生回数を記録し、ルイのシンガーソングライターとしての才能や歌唱力も高く評価されている。



画像は『Louis Tomlinson 2019年7月11日付Instagram「1883 magazine coming soon.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)