メディフェアは9月26日、保育士を対象にした意識調査の結果を発表した。調査は9月頭に実施、現役保育士97人から回答を得た。
保育士として働いている年数を聞いたところ、10年以上(28.9%)が最も多かった。次が「5年~10年未満」(19.6%)で、以降は「3年~5年未満」(16.4%)、「1年~3年未満」(18.6%)、「1年未満」(16.5%)となっている。
「他にやりたいことがないから」という理由で続けている人も
「保育士をやめようと考えたことがある」という人は76.3%にのぼった。それでも続けている理由については、「子供が好きだから」(40.6%)、「生計のため」(37.8%)「他にやりたいことがないから」(13.5%)が上位を占めた。それでもなお、「保育が好き」な人は81.4%と子供が好きだという気持ちがうかがえた。
今日では、保育士の働き方も多様化している。保育士としてどのような業態に勤めているかについて、「保育園内保育士」と回答したのが67.0%で最多となった。次に多かったのが企業内保育士で9.3%、病院内保育士や病棟内保育士は5%未満にとどまった。
「保育士の働く環境として、病院保育士、病棟保育士、企業内保育士があるが、仕事環境の具体的な違いを知っているか」という問いに対しは36.1%の人が「知らない」と回答。保育士の内3人に1人は保育園以外で働いているが、その認知はまだまだなようだ。