細野晴臣のドキュメンタリー映画『NO SMOKING』のナレーションを星野源が担当することがわかった。
11月1日から公開される同作は、幼少期の細野と音楽の出会いや、はっぴいえんどの結成秘話、YMOのブレイク、作曲家としてのキャリア、劇伴作家としての側面などを、記録映像と細野のインタビューと共に辿る作品。細野のデビュー50周年記念映画となる。
星野源は同作で映画のナレーションに初挑戦。作中には星野のラジオに細野が出演した際の様子や、2人の共演が実現した横浜・中華街でのライブの映像も収められているほか、細野が星野に「音楽的に受け継がれていることがある。これからは、星野君、よろしくね。あとは、よろしく」と伝えたことが明かされている。
星野は細野の魅力について「ずっと細野さんが大好き。偉大な人ながらチャーミングで、信じられないぐらいアーティスティック」と語っているほか、映画の見どころについて「普段何気なく僕たちが聞いている音楽のルーツが細野さんにあることを知ることもできます」とコメントしている。
■星野源のコメント
細野さんは、定食で言うと、「特製ランチ」みたいな人です。豪華で楽しむところが多すぎて、どこから手を付けていいか悩んじゃう。生み出してきた音楽の多様性があると同時に、職人としての一本気な部分が共存している方だと思います。
この映画を観ると、普段何気なく僕たちが聞いている音楽のルーツが細野さんにあることを知ることもできます。そして同時に、偉大だけどチャーミングで、信じられないくらいアーティスティックな人なんだと触れていただける映画です。
■佐渡岳利監督のコメント
細野さんと星野さんのコラボする場面は、これまで横浜中華街でのライブ「細野晴臣 A Night in Chinatown」(16)や「細野晴臣イエローマジックショー2」(19/NHK BS)など、立ち会う機会がありましたが、いつも和気あいあいで、ほんわかしたいい関係がすごく感じられました。
今回はナレーションなので、お二人が一緒にいたわけではありませんが、画面の細野さんと星野さんの声がなんとも言えないハーモニーを生み出していて、星野さんの細野さんへの愛情が改めてわかった収録でした。