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3Dから2Dに、アンリアレイジの新作テーマは服の視点から形を変えた「アングル」2020年春夏

2019年09月25日 15:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

2020年春夏コレクション Image by: ANREALAGE
森永邦彦が手掛ける「アンリアレイジ(ANREALAGE)」が、パリで2020年春夏コレクションを発表した。テーマは「アングル(ANGLE)」。2Dと3D、次元を越境する服を目指したという。
【全ルックはこちら】ANREALAGE 2020年春夏コレクション

 ショー会場には観客の頭上に服を着せた2Dのボディを吊るし、上・横・下の視点による変化を提示。前シーズンにパリと東京のショーで発表した2019-20年秋冬コレクション「DETAIL」と同様に、小さな画面では伝わらないSNS時代における細部への追求を試みたという。
 コレクションでは、画像化されたデジタルな服のイメージから、立体の厚みや奥行きを平面の縦横に置換することで、3Dから2Dに再構築。独自のプロセスで、ユニークなパターンを形成した。ハイアングル、サイドアングル、ローアングルの3つのアングルから、定番アイテムが3通りに変化。例えば、ハイアングルのトップスはショルダーが大きくデフォルメされ、上から望遠鏡で覗いたような逆三角形のフォルムとなっている。ハンドバッグやサングラス、リングなどの小物も、フラットな構造物として平面で製作された。
 ショー音楽は、サカナクション/NFの山口一郎とNFの青山翔太郎が担当。2本のアンテナから微弱な電磁波を発し、それに近づいてくるものの距離と面積に反応して音が変化する電子楽器「テルミン」を使用し、コレクションテーマを立体的かつライブ感のある音で表現した。
パリ現地で取材中のFASHIONSNAP.COMチームによる最新情報は特設サイトで更新中!