企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は8月9日、「物流・倉庫業界のストレス度の低い企業ランキング」を発表した。【参照元:キャリコネ】
調査対象は『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「倉庫」「陸運」「海運」に記載の企業のうち、2015年4月から2018年3月までの間、「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業。企業別にキャリコネユーザーによる「ストレス度の低さ」評価の平均値を5点満点で算出し、高い順にランキングにした。
1位は「三菱倉庫」で、ストレス度の低さは3.42。2位以降、「三井倉庫」(3.05)、「住友倉庫」(3.00)、「郵船ロジスティクス」(2.94)、「日立物流」(2.79)、「佐川グローバルロジスティクス」(2.65)、「山丸」(2.53)、「ディー・エイチ・エル・ジャパン」(2.52)、「センコー」(2.50)、「日本通運」(2.47)が上位10社となった。
1位三菱倉庫「大手及び財閥系の会社ならではの厚待遇だと思う」
1位の三菱倉庫については、
「大手及び財閥系の会社ならではの厚待遇だと思う。福利厚生で不満がある社員はおそらく皆無だと思われる。勤務時間も残業時間に関しても、特に問題はないと思う。きちんと管理されていて明確」(管理部門/20代後半女性/年収520万円/2012年度)
といった口コミが寄せられている。三菱倉庫は1887年に創業した老舗で、国内で初めてトランクルームサービスを開始した会社だ。倉庫業を中心に、港湾運送事業、国際輸送事業、不動産事業などを展開している。2019年3月期の有価証券報告書によると、平均年間給与は約810万円と高水準となっている。
年に1回の「自己申告制度」で自身のキャリアに関して希望を出すことができるほか、海外で働くチャンスも。物流現場での研修はもちろん、外国語講習や海外業務研修、若年職員海外派遣プログラムもあり、成長できる環境が整えられている。
社員の健康を保つための取り組みとしては、「健康づくりセミナー」を実施。食生活指導や実際に体を動かすプログラムなどを行っている。また、メンタルヘルスケアを推進しており、長時間労働者に対する産業医による面接指導なども徹底している。
2017年度の実績では、月の平均所定外労働時間は24時間、平均有給休暇取得日数は12日。