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下北沢の開発エリアの新名称が「下北線路街」に決定、numabooks内沼晋太郎らが参画

2019年09月24日 22:12  Fashionsnap.com

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「下北線路街 空き地」オープニングイベントの様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
小田急電鉄は、小田急小田原線 東北沢駅~世田谷代田駅間の敷地面積約2万7,500平方メートルにおよぶ開発エリアの名称を「下北線路街」に決定した。街同士の繋がりを意識した回遊性を高める空間作りと、賑わいの創出を目指し、2020年度中の開業に向けて整備を進めるという。

 下北線路街では「BE YOU. シモキタらしく。ジブンらしく。」を開発コンセプトに、地域本来の魅力を重視し、各駅周辺の特性を踏まえた施設を開業。賃貸住宅「リージア代田テラス」や複合施設「世田谷代田キャンパス」が既に開業しているほか、今年11月に下北沢駅の商業施設「シモキタエキウエ」、12月には世田谷代田が発祥の「カルディコーヒーファーム(KALDI COFFEE FARM)」によるテストキッチン&カフェ「KALDINO」が開業を控えている。また、2020年には店舗兼用住宅の商業施設「BONUS TRACK」や、温泉露天風呂のある大浴場などを備えた温泉旅館、国内外の旅行者のための都市型ホテル、グローサリーやミニシアター、ラウンジ、宿泊施設を併設した商業施設、ライブや演劇設備を備えたカフェレストラン、保育園、学生寮など様々な施設が2020年度中に順次オープンする。なお、商業施設の運営はシンクグリーンプロデュース(THINK GREEN PRODUCE)、BONUS TRACKの運営はウェブマガジン「greenz.jp」のビジネスアドバイザー小野裕之と下北沢の本屋「B&B」を運営するnumabooks代表の内沼晋太郎が共同で今年3月に設立した新会社 散歩社が行う予定だという。
 また、9月24日の今日から2020年度内の期間限定スペース「下北線路街 空き地」を下北沢交番前の線路跡地に開業。「みんなでつくる自由なあそび場」をコンセプトに掲げ、約1,400平方メートルの敷地内に下北沢で人気の日本料理店「namida」を営む田嶋善文のプロデュースによる常設カフェをはじめ、イベントの開催や子どもたちのあそび場として使える芝生エリア、レンタルキッチン、キッチンカースペースなどを用意している。メディア関係者や近隣住民を招待したオープニングイベントに登壇した小田急電鉄の星野晃司取締役社長は「みなさんと共に街の魅力を一層高め、街へのより深い愛情が醸成されるように全力を挙げて取り組んでいきたい」と開発への意気込みを語った。
 このほか、小田急電鉄は下北線路街の公式サイト内に街の魅力を発信するウェブメディア「下北沢、線路と街」を開設。記事の編集は散歩社が手掛けている。
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■下北線路街:公式サイト