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『アド・アストラ』特別映像公開 宇宙空間描写にリアリティーを求めるために行ったこととは?

2019年09月21日 13:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『アド・アストラ』(c)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

 現在公開中の映画『アド・アストラ』の特別映像が公開された。


参考:映像はこちら


 本作は、ブラッド・ピット演じる主人公ロイ・マグブライドが、宇宙の彼方で消息を絶った父と、その謎の“答え”を探すために宇宙へと旅立つ“救出”ミッションを描くSF映画。ピットが初めて宇宙に挑み、『メン・イン・ブラック』シリーズや日本のCMでもお馴染みのトミー・リー・ジョーンズと共演する。先に行われた第76回ヴェネチア国際映画祭ではコンペティション部門に出品された。


 公開された映像では、リアリティーに溢れる宇宙描写の撮影秘話が明かされている。本作は映像の冒頭でピットが「映像は驚くほどの美しさで全く違和感がない」と太鼓判を押しているように、宇宙空間描写が魅力の1つ。そんな本作の監督を務めたジェームズ・グレイは、サイエンス・フィクションではなく“サイエンス・ファクト”を目指すため、多くの協力者の力を借りたという。グレイは「NASAや元宇宙飛行士、JPL(ジェット推進研究所)、スペースX社(イーロン・マスクが共同設立者及び CEO を務める)から数人の専門家を招待し、意見を聞いたんだ」とその錚々たる顔ぶれを明かした。


 グレイ監督は「CGは必要最低限なんだ。できるだけ本物にこだわるというアプローチをとるようにした。宇宙飛行士の実際の経験に基づいた脚本で、誰もが思いつくような典型的なSF宇宙映画とは異なっているんだ」と自信を語る。ピットは、本作の撮影について「これまで自分が携わってきた作品の中でも最もチャレンジングな作品だったと言わざるを得ないよ」と振り返った。(リアルサウンド編集部)