政府は「2020年に指導的地位に占める女性の割合を30%にする」という「2030」目標を掲げている。出産や子育てなどライフステージが変わる女性にとって、管理職に進む道は開けているのだろうか?企業口コミサイト「キャリコネ」に寄せられた口コミを紹介する。【参照元:キャリコネ】
「女性管理職は3分の1くらいいました。部長以上は人事部だけでした。ただ人種や性別年齢には差を感じませんでした」(営業マネージャー、30代前半、男性、正社員、年収950万円)
「女性にとってはとても働きやすいと思います。管理職の女性も多く、キャリアについては男女関係ないという印象です。女性で上を目指したい方にはいいと思います」(医療福祉関連、20代後半、女性、正社員、年収500万円)
結婚や出産を機にライフステージが変わっても仕事を続けたい、昇進したいという女性にとって、企業のバックアップは不可欠だ。女性が継続的にキャリアを築ける環境を作ることが女性管理職の増加につながっていくだろう。
「女性の管理職が増えて活躍の場が多くなったと思いますが、まだ男性優位です」
一方で、まだまだ「男性優位」という声も。
「産休や育児休暇制度の実績があり女性が働きやすい職場作りはできていると思うが、上層部には女性の管理職を快く思っていない人もいるようです」(看護師、50代後半、女性、契約社員、年収160万円)
「女性が長期的にキャリアアップを積んでいくのは難しそうだった。女性管理職も少なかった」(研究開発、30代後半、女性、正社員、年収450万円)
「最近は女性の管理職が増えて活躍の場が多くなったと思いますが、まだ男性優位です。少し偏見はあるかと思いますが、女性は出世しにくい気がしました」(その他、30代後半、男性、正社員、年収380万円)
出産や子育て中の女性はどうしても働けない期間が出てくるため、男性社員や未婚社員と同じ仕事量を担うのが難しい時期があるのは事実だ。そうした女性を疎む男性もいるようだが、そうした風潮も女性の管理職が今後増えてくれば変わっていくのではないだろうか。
働き方改革が始まり多様な働き方が求められている現代、男性も女性も独身者も既婚者も、各々のやり方で働けるのが理想だ。昇進や管理職を目指す人すべてにそのチャンスを与えることで、男女、既婚未婚かかわらず「本当にできる人」が上を目指し、残っていくだろう。【参照元:キャリコネ】