トップへ

瀬々敬久、入江悠、小林勇貴らのコメントも 『毒戦 BELIEVER』新場面写真公開

2019年09月20日 11:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2018 CINEGURU KIDARIENT & YONG FILM. All Rights Reserved.

 10月4日に全国公開される『毒戦 BELIEVER』より、新場面写真が公開された。


 本作は、ジョニー・トー監督の『ドラッグ・ウォー 毒戦』の韓国リメイク版。『お嬢さん』『親切なクムジャさん』のチョン・ソギュンが脚本を手がけた。


【写真】『毒戦 BELIEVER』新場面写真


 巨大麻薬組織に君臨し、その悪名を轟かせているにも関わらず、誰ひとり本名も経歴も、顔さえ知らない麻薬王“イ先生”。麻薬取締局のウォノ刑事(チョ・ジヌン)は、組織壊滅のため長年イ先生を追っているが、いまだにその尻尾すら掴めない。ある日、麻薬製造工場が爆破され、事故現場から1人の生存者・ラク(リュ・ジュンヨル)が発見される。ウォノ刑事は組織に見捨てられたという青年・ラクと手を組み、大胆かつ危険極まりない筋書きによる、組織への潜入捜査を決意する。


 公開された新場面写真では、ウォノ刑事(チョ・ジヌン)やラク(リュ・ジュンヨル)の新カットはじめ、第55回大鐘賞の助演女優賞を受賞したチン・ソヨン演じるジャンキーの毒婦ポリョンの姿も。また、ベテラン女優キム・ソンリョン演じるイ先生との接点を持つオ・ヨノク、ラクが信頼する麻薬作りの天才でろうあの姉弟の姿が収められている。


 イ・ヘヨン監督は「日本で封切られることになって本当に嬉しいです。俳優たちの情熱的な演技を追いかけて楽しんでください。俳優たちの顔で記憶される映画になれば嬉しいです」と日本公開にむけてコメント。


 また、ミステリ作家・深町秋生、瀬々敬久監督、入江悠監督、小林勇貴監督、松江哲明監督、漫画家・高橋のぼる、坂上忍、水道橋博士ら各界著名人より、コメントが到着している。コメント全文は以下のとおり。


■著名人コメント
・深町秋生(ミステリ作家)
煮えたぎるように熱い韓流映画界に、またひとつギラギラと物騒に輝く巨星が誕生した。鬼と外道が支配する五里霧中の地獄を這いずり、信頼を武器に突き進む者たちの崇高な魂に、私はどこまでも魅了された。


・瀬々敬久(映画監督)
美術や撮影、ロケ地、物語から人物造形に到るまでポップと大胆さが散りばめられている。見ることの至福の連続! そしてリリカル! まるで松本大洋のマンガみたいだ!


・入江悠(映画監督)
悪役がきわだった映画はそれだけで貴重だ。韓国映画は立ちまくりの映画が多いけど、本作は頭ひとつ抜けている。実生活ではこんな人たち絶対会いたくない。映画だから会える!


・小林勇貴(映画監督)
いるいる! 不良に話を聞いていると、必ず名前は出るのに会えない人! 会ってはいけない人! 悪意で煮込んだ純白の極悪エンタメを、劇場にて血管からダイレクトで体験しよう!


・松江哲明(映画監督)
低温火傷しそうな傑作オリジナルが香辛料たっぷりに燃え盛る韓流毒戦へと変貌。演者も作り手も全員キレてるかのような調理法が効いている。


・高橋のぼる(漫画家)
ノワールというウォーターベッドにどっぷり浸かって至福の時間を過ごしシビれたければ観るべし!!


・坂上忍(俳優)
お見事! とにかく俳優陣が生き生きと演じていてそれがなによりのアクションでありサスペンスとなっている特にリュ・ジュンヨルは出色に輝いておりました。


・水道橋博士(お笑い芸人)
「敵」はどこにいる! これは、フィクションという遠い世界の話ではなく、僕らが生きているこの社会についての映画だ。またも韓国映画の大傑作!


・よしひろまさみち(映画ライター)
ジョニー・トー監督版に数ある鬼畜な設定はそのままに、韓国の地理&経済的特性をうまくプラスして緊張感MAX。オリジナル版と連続観賞したくなるクライムサスペンスの傑作。


・松崎健夫(映画評論家)
裏切りは信頼の裏返しだ。それゆえ犯罪と正義の淵に立つ魑魅魍魎たちは体現する、ある局面において裏切りと信頼は同義であることを。


(リアルサウンド編集部)