歌手兼女優のレディー・ガガが現地時間16日、自身の手がけたビューティーブランド「HAUS LABORATORIES」を正式にローンチした。カリフォルニア州サンタモニカで行われたローンチパーティーでは、ブランドにかける思いを語った。
映画『アリー/スター誕生』で女優としての才能を絶賛された
レディー・ガガが、今度はコスメを手がけるビューティーブランド「HAUS LABORATORIES」をローンチした。現地時間16日にはサンタモニカの「Barker Hangar」で500人を集めた盛大なパーティーが行われ、レディー・ガガは自らDJブースに立ったり、シャンパンをボトルごと一気飲みする姿などが見られた。
20分近くに及んだスピーチでは、メイクに初めて興味を持ったのは母親シンシアさんの影響だったと述べ、
「母がお化粧をする姿を見るのは、子供だった自分にとってスピリチュアルな体験だった。母はノーメイクでも綺麗だったけれど、仕事に出かける前に毎朝メイクをする母がどんどん凛々しい姿に変わっていくのを眺めていたわ。」
「子供の頃の私は、自分が美しいといつも感じてたわけじゃなかった。今でも時々そんな風に感じる時がある。だけど、メイクとファンのみんながそんな私を変えてくれたの。」
と語った。
アーティストとしての方向性を見つけることができたのも、1人の人間としてなりたい自分になれたのも、また自分自身を愛することができるようになったのも、すべてメイクのおかげ―と明かしたレディー・ガガ。このたび立ち上げた「HAUS LABORATORIES」のブランドとしての使命も、メイクを通じて自己を表現し自分を愛することの大切さを伝えるためだという。
「私達はただメイク商品をローンチしただけじゃない。これはみんなが互いを受け入れ合って、謙虚に、勇気を持って、人に優しく接することができる世界に変えていくための、“華麗なる取り組み”なの。」
日頃からLGBTコミュニティーの活動をサポートしているレディー・ガガは、もちろん「HAUS LABORATORIES」も「性別にかかわらず誰でもウェルカム」であると謳っている。
カイリー・ジェンナーの「Kylie Cosmetics」や、リアーナの「FENTY BEAUTY」、また今月に入ってからはヴィクトリア・ベッカムも「Victoria Beckham Beauty」を立ち上げるなどセレブによるビューティーブランドは飽和状態ではあるものの、強いメッセージ性とレディー・ガガのカリスマ性で「HAUS LABORATORIES」は一線を画した存在になりそうな予感だ。
画像は『Lady Gaga 2019年9月16日付Instagram「It was a real #HAUSPARTY.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)