成⻑産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社が、2019年1月から8月までを対象とした「国内スタートアップ資金調達額ランキング」を、同社のサービスである「STARTUP DB (スタートアップデータベース)」にて公開した。
トップ20入りした企業の傾向調査の結果、第1位となったのは、マーケティングプラットフォーム「b→dash」の開発をおこなうフロムスクラッチで、このたびの調査では唯一100億円の調達を行った企業だ。第2位は、「Autoware」を活用し自動運転システムを開発するティアフォーの90億円、第3位は、小型SAR衛星「StriX」の開発を行うSynspectiveの87億円と続いた。
さらにSaaS系の企業に関して注目したいのは、海外企業からの投資が目立つという点だ。フロムスクラッチには、KKRがリード投資家として40億円を出資している。KKRはこれが初の日本国内スタートアップへの投資となった。また、SmartHRに出資したLight Street CapitalはSlackやShopify、Uberといった世界規模の企業への投資実績がある。SmartHRはもう1社、海外企業から調達しているが、社名は未公開。
日本と世界をつなぎ、国内成長産業の飛躍を目指すこのたび調査結果を公開した「STARTUP DB」は、フォースタートアップス株式会社が運営する国内最大級の成⻑産業領域に特化した情報プラットフォームであり、10,000社を越える日本のベンチャー・スタートアップ企業の情報を保有。また、起業家・投資家、エコシステムビルダー、累計100名以上のインタビューコンテンツのリリースを行っている。