2019年09月15日 12:11 リアルサウンド
2019年の発売が予定されている、PlayStation®VR専用タイトル『マーベル アイアンマンVR』。今回は現在開催中の『東京ゲームショウ2019(TGS2019)』で先行体験することができたので、そのプレイレポートをお届けしたい。
(参考:『マーベル・アイアンマンVR』開発近況が明らかに 直感的な飛行を最重要視)
『マーベル アイアンマンVR』では、プレイヤーが原作の主人公であるトニー・スタークとなり、トニー自身と彼が信じるもの全ての破壊を企む「ゴースト」と向き合う物語を体験していく。
『マーベル アイアンマンVR』は、コントローラーとしてPS Moveを使うことで、直感的にアイアンマンスーツで飛び回ることができるが、それゆえに操作はかなり難しい。しっかりと自分の意思で姿勢制御しないといけないので、ホバリング(空中で静止する技術)するのも一苦労だ。
PS Moveのモーションセンサーでジェットの噴射方向を変えることで移動できるのだが、前進したくて少し傾けたつもりでもスーツはかなり前に進んでしまう。物理法則を考えれば至極真っ当な現象だが、自身の手足のように自由に使うのには30分~1時間ほどの練習は必要だろう。
■急降下、急上昇を使いこなせるかがカギ?
アイアンマンの飛行方法を見ていただければわかると思うが、高度を維持するには下に手のジェットを噴射し続ける必要がある。だが、下にジェットを噴射し続けると高度が上がりつづけるので、低高度を飛び回る敵を撃墜するのは難しくなる。そんな時には上にジェット噴射することも重要なのだ。
上にジェット噴射する事で急降下でき、低高度の敵にも対応することができる。一般的なゲームや日常生活よりも空間認識能力を求められるゲームだと感じた。
■飛び回り、リパルサー・レイを撃ちまくる
アイアンマンの代表的な武装の1つである「リパルサー・レイ」(手のひらのスラスターからビームを発射する武装)はゲーム内でも健在だ。スラスターで空を飛び回り、リパルサー・レイで敵を撃ち落とすことができるし、近付いてきた敵には、加速を乗せた重いパンチをお見舞いできる。ほかの言葉には置き換えることができない爽快感がこのゲームには詰まっている。
また、映画『アイアンマン』にて、マーク2でのテストフライトの際に、ジャーヴィスが「飛行にはテラバイト単位の計算が必要」と言っていたが、PS4でそれが体験できるというのは、原作ファンからすればたまらない。
『マーベル アイアンマンVR』は男子なら一度は夢見る「アイアンマンになりたい」を叶えてくれる素晴らしいゲームなので、PS VRやPS Moveを持っている人は、ぜひとも購入することをオススメしたい。
(tomokin)