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社員旅行が嫌過ぎる理由「欠席だと“協調性が無い”と評価され昇格に関わる。苦痛でしょうがない」

2019年09月14日 08:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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近年の社員旅行は、無料でも人気はないらしい。企業口コミサイト「キャリコネ」に寄せられた、いまどきの社員旅行に関する事情を紹介する。

「昔は社内旅行など豪華だったらしい。でも近年はバーベキューがあるくらいで特に面白くなく。逆に行きたくないレベル」(その他、20代後半、男性、正社員、年収500万円)

やはり仕事のインセンティブと一緒で、何か旨味がないと社員旅行はおろか、社内行事にも参加したくなるようだ。参加後のメリットが見えないと、社員は興味を示せないのだろう。社員旅行で掲げられがちだった「社員同士の親睦を深める」という目的は、現代では旨味を失ってしまったのだ。

「宴会の席では社長の周りでお酌、よいしょしまくりで大変」

「毎年、ただで旅行に連れて行ってもらえる、とても太っ腹な所はあるが、行きたくない人にはとても迷惑な所があり、ほぼ強制参加になってしまう。そこでまた行かないとグダグダ言われてしまう。宴会の席では、社長の周りでお酌やらよいしょしまくりで大変。社長の有難い話しを聞いて、状況によっては泣いたり。とても気をつかわないといけない」(技術関連職、40代前半、男性、正社員、年収500万円)

「突然始まった社員旅行は迷惑極まりない。どんな理由が有るにせよ欠席をすると『協調性が無い』と評価され、昇格に関わってくる。参加は自由と言いながら強制的。苦痛でしょうがない」(ルートセールス、30代前半、男性、正社員、年収450万円)

行っても行かなくても地獄を見るケースもあるようだ。無料で旅行に行けるメリットの裏には、何かしらの代償があると思った方がいいのかもしれない。行かなければ昇格に関わるという会社もある。理不尽である。

「強制は一切なし」「積み立てていた旅行資金は返還される」良心的な会社も

「会社の半分の費用負担で2年に1回、海外旅行が福利厚生として行われてます。行先については社内のアンケートで決まります。業務で忙しい、特に行きたくないなどの希望があれば行かないことも可能です。その際には毎月給料から積み立ててきた旅行資金は返還されます」(代理店営業、20代後半、男性、正社員、年収300万)

「スポーツイベント、温泉旅行、富士山登頂などなど。飲み会も頻繁にあったが、行きたいときだけ行って、行きたくなければ行きたくないという理由で行かなかった。強制など一切なし」(財務・会計関連職、28歳男性、正社員、年収622万円)

「年に1回の社員旅行がありまして、温泉等に行ったりしましたが、強制なので、そこは考えてもよいのでは?という印象でした。中には行きたくない人も沢山いたので、行きたい人だけ行けばよいのではないでしょうか」(その他、30代前半、女性、正社員、年収300万円)

ネガティブなイメージばかりではないようだ。積立金の返金がある寛大な会社もある。「2年に1度の開催」や「強制ではない」という点からは、時代に合わせてフレキシブルに対応している社風が伝わってくる。社員旅行は強制ではなく任意にするのが、今の時代にマッチした考え方なのかもしれない。