ブラック企業では「休むのは悪いこと」との考えが強く、有給休暇などもってのほかだ。しかし通常、有休は従業員の権利として認められているので、休みやすさに驚く転職者は多い。キャリコネニュース読者からは喜びの声があがっている。
技術職の20代男性は、前職の癖で有休申請の際に取得理由を伝えた。その際に上司から「そんな理由なんて言う必要ないよ!有給だよ?」と言われ、びっくりしたという。
「それに、残業は分単位で支給されるんですよ。以前は出退勤の管理をエクセルや手書きでしていたのですが、いまではタイムカードで一律管理されています」
また、従業員が忙しいことには現職も変わりないが、「働いてる人達の表情に悲壮感がない」と驚いたようだ。
「ブラック企業では、従業員を安い労働力として使うだけでした」
営業職の40代男性も、「有給休暇の取得が容易で、むしろ消化しないほうが問題とされる」と綴っている。休みを奨励される職場のため、「休みは仕事を効率的にするためにある」と、休暇への考えが変わったという。
「ブラック企業では、従業員を安い労働力として使うだけでした。社員を人財として大事にしていないと痛感しました」
同じく営業職の40代男性は、職場が有休に加えて子育てや介護での特別休暇を推進しているため「家庭内のトラブルも若干減ったように思う」と書いている。両親や家族に時間を使えるようになったことで家族仲がよくなり、精神的にゆとりが生まれたという。
「労働時間が圧倒的に少ない。休みがきっちり取ることができる」
クリエイティブ職の40代女性は、「休暇制度と社員の要望を聞く姿勢が全く違う」と記す。
「有給以外の休暇制度やリフレッシュ休暇に5万円分の旅行券まで支給してくれます。子育てに対応できないと相談をしたら、時短勤務を小学校卒業まで延長してくれましたし、授業参観などで1日休む必要がないときは、有給とは別に子育て有給で2~3時間だけ取得できる制度も用意してくれました」
現職では従業員の子育てを支援する考えが強く、子どもが小中高大入学時にそれぞれ5万円のお祝い金が支給されるという。
また、社内にはマッサージチェアや仮眠するスペースもあり、就業中に自由に使える。それでも売上は右肩上がりで、休みなしで働いても売上が下がる一方だったブラック企業勤務時代との違いに女性は驚いている。
ほかにも、「有給を取ることに理解がある、休むことに対して周囲が気にせず受け入れる」(管理・事務職、40代女性)、「労働時間が圧倒的に少ない。休みがきっちり取ることができる」(営業職、30代男性)といった声が寄せられている。
キャリコネニュースでは「ブラック企業→ホワイト企業に転職して思うこと」や「上司のコミュニケーション能力に不満はありますか?」に関するアンケートを募集をしています。