日本テレビ系バラエティ特番『のどじまんTHEワールド!~令和元年~』が9月11日に生放送された。日本の歌が大好きな各国の出場者による素晴らしいパフォーマンスに魅了されるなか、MCの中居正広とゲストのChageがグループ時代の楽曲に聴き入る場面もあった。
【この記事の動画を見る】生放送のオープニングアクトを務めたのは、アメリカ空軍太平洋音楽隊である。音楽を通じて国際交流しようと横田基地を拠点に活動している彼らは今回、SMAPの『世界に一つだけの花』(2003年3月)をパフォーマンスした。
バンド演奏にのせて女性3人のボーカルによるハーモニーが美しく、MCの西尾由佳理から「この大好きな曲を日本で披露できて光栄です」とコメントが紹介されたように十八番なのだろう。
微笑みながら手拍子とともに聴き入った中居正広が、ステージに向けて「久しぶりに聴きました。ありがとうございました!」と嬉しそうに声をかけた姿が印象的であった。折しも9月9日はSMAPデビュー記念日であり、11日に同番組が代表曲『世界に一つだけの花』のライブ演奏で幕を開けたことは中居にとっても感慨深いものがあったのではないか。
のどじまんが進行するなか、初出場となるシンガポール代表のロスリ・スナンさん(53)が選曲したのはCHAGE and ASKAのヒット曲『SAY YES』(1991年7月)である。
ゲストのChageは「楽しみですね」と彼の歌に期待しつつ「シンガポールでライブをやった時に会場がこの曲『SAY YES』で大合唱になるんですよ! もう鳥肌もんでしたね」と当時を思い出す。
ロスリさんがASKAのような甘い歌声で『SAY YES』を歌いはじめると、スタジオ中が聴き入るなかChageも笑みを浮かべてうなずいていた。
歌が終わり、中居に「デュオの歌を一人で歌うのは難しいと思うんですが」と振られたChageは「ホントにこの曲を選んでくれてありがとうございます!」「ものすごく難しい曲なんですよ曲自体が。それを見事に歌いこなしてくれてありがとうございます!」と嬉しそうだ。
採点ではロスリさんが合計388点と高得点ながらCブロック1位の393点には及ばず。Chageが「100点! 100点ですよ!」と自身の採点をアピールしたところ、中居が「100点じゃないですか! すいません、なんか複雑なタイミングで…いろんな思いがあってからの100点だと思います」とコメントした。
ASKAが8月25日にCHAGE and ASKAからの脱退を発表したことから、その影響が残るなかでChageに番組が出演オファーしたことに中居が触れたわけである。
「SMAPデビュー記念日」と「CHAGE and ASKAからASKA脱退」の2つに絡めた楽曲をタイムリーに持ってくるとは『のどじまんTHEワールド!』も心憎い演出をするものだ。
視聴者からはTwitterで「世界に一つだけの花のイントロを聴いただけでなんだか泣きそうになってしまった」や「チャゲさんがSAY YESハモってて涙が溢れて、チャゲさんが100点満点つけたところで涙腺崩壊した…」などの反響が飛びかっていた。
画像は『Chage 2018年11月9日付Instagram「坂崎幸之助兄さん、ありがとうございました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)