英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーションは9月12日、THE世界大学ランキング2020を発表した。1位はオックスフォード大学で、4年連続。トップ12までは英米の大学が独占している。
日本からトップ200に入ったのは東京大学と京都大学の2校のみ。東京大学はイギリスのロンドン大学キングス・カレッジと並んで36位で、京都大学は65位だった。京都大学の順位は前年と同じ。東大は論文の引用数や国際性などで高評価を受け、昨年の42位から大きく順位を上げている。
日本のランクイン数は110校で、前年から7校増えたものの、トップ200に入った大学を見ると中国は7校、韓国6校、香港5校と、アジア各国と差がついている。
初ランクインした6校はすべて医学部を持つ大学
国立大学に限ってみると東大、京大に続いてランクインしたのは、251位~300位に東北大学と東京工業大学、301位~350位に名古屋大学と大阪大学。このほか、401位~500位に北海道大学、九州大学、東京医科歯科大学、筑波大学が入っている。東工大を除き、医学部を持つ大学が強い傾向にある。
私立大学のトップは初登場の産業医科大学で351位~400位。次いで401位~500位の藤田医科大学(旧藤田保健衛生大学)、帝京大学、501位~600位の関西医科大学、601位~800位の東京慈恵会医科大学、慶應義塾大学と、こちらも医科大学、医学部を持つ大学が並んだ。
産業医科大学以外で新たにランクインしたのは久留米大学(601~800位)、京都府立医科大学、聖マリアンナ医科大学(801~1000位)、三重大学、大阪医科大学、滋賀医科大学(1001位以下)の6校でいずれも医学部がある。
アジアのトップは中国の清華大学で23位。昨年より順位を1つ落としたものの、トップの座を守った。2位も同じく中国の北京大学で24位。