ドリームエリアは9月12日、「あおり運転」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は8月末から9月頭にインターネット上で実施。不審者情報配信サービス「マチコミ」利用者43579人から回答を得た。
34%の人が「最近、あおり運転を受けた」と回答。具体的にどんなあおりを受けたかについては、「車間を詰められた」が87%で最多となった。わずかながらも「併走して叫ばれた」(3%)や「前に出て急ブレーキを踏まれた」(2%)という回答もあった。【関連:ローランドのあおり運転対策が斜め上すぎて話題に】
一方で、運転中にイライラして加害者になりかねない行為をする人も多数
運転中にイライラすることがあるか聞いたところ、「頻繁にある」(4%)、「たまにある」(73%)と合わせて約8割の人が運転中にイライラを経験していた。
そういった際にしてしまったことについては、「何もしない」が66%で最も多かった。しかし、「相手と併走した時に顔を見た」(14%)、「急加速したりスピードを出したりした」(6%)「クラクションを鳴らした」(5%)など3人に1人は加害者になりかねない行動をしていた。
また、「あおり運転を1年以内に受けたことがある」と回答した人で、「運転中にイライラした時に、何かしらの行為を行なった」という人が約3割にいた。自身が被害者でありながら、同時に加害者にもなりうる行動をとってしまっている人が一定数いるようだ。
ドライブレコーダー、「今後装着予定」という人も4割
「あおり運転に関して必要だと思う対策」については、ドライブレコーダーで対策するという意見が多かった。他には、心に余裕をもつことが挙がった。具体的には次のような声が出ていた。
「ドラレコがないときは携帯で撮影するなどして証拠を残し、なるべくあおり運転の車と違う道に出れるようにするか、お店などの駐車場に入り警察に電話」
「冷静に車を寄せて、さっさと先に行かせるのが大事だと思います」
「自分のことだけではなく、周りにも気をつけて、譲り合いの気持ちで、時間に余裕を持って運転する」
ちなみに現時点でドライブレコーダーを装着している人は3割程度に留まっている。だが、39%が「今後装着する予定」と回答するなど、あおり運転対策をする人が急速に増えていることがうかがえた。