2019年のWRC世界ラリー選手権を戦うMスポーツ・フォードは、10月3~6日に行われる第12戦ラリーGBで3台目のフォード・フィエスタWRCを投入すると決定。ドライバーにポンタス・ティデマンドを起用する。
フォードからサポートを受けているMスポーツは、エルフィン・エバンスとテーム・スニネンの2台体制を軸として、2019年シーズンを戦っているが、第1戦モンテカルロや第2戦スウェーデンでは3台目のマシンを投入しており、そのステアリングをティデマンドに託していた。
また、ティデマンドは9月12日に開幕が迫った第11戦トルコで、怪我により長期の戦線離脱を余儀なくされているエバンスに代わって、2台目のフィエスタWRCをドライブすることがアナウンスされている。
第12戦ラリーGBへの出場が決まったことで、ティデマンドはラリー・トルコから2戦連続でWRC最上位クラス参戦を果たすことになる。
ティデマンドはシュコダのワークスドライバーとして長年活躍しており、2017年にはWRC2でシリーズチャンピオンを獲得しているドライバー。現在は最上位クラスでのレギュラーシート獲得を目指している。
「ラリー・トルコのあとすぐに、もう一度ラリーを戦う機会があると決まって、さらにモチベーションが高まっているよ」とティデマンド。
「自分の成長ぶりをアピールしたいし、WRCに関わり続けたいから、参戦プランが充実することは歓迎する。このラリーGB参戦を実現させてくれたMスポーツと、僕の地元支援者には感謝したい」
「ラリーGBは個人的にも大好きなイベントなんだ。路面のコンディションなども僕の故郷であるスウェーデンに似ているところもあるからね。それにWRC2参戦時代、ラリーGBでは3回も表彰台に上がっているんだ」
「今年はもっと大きなチャレンジになるだろうけど、どんな戦いができるか楽しみだよ」