9月8日、2019年FIA-F3第7戦イタリアの決勝レース2が開催され、今シーズンから参戦している日本の角田裕毅(イェンツァー)が初優勝を飾った。
昨日のレース1で2位フィニッシュしたマーカス・アームストロング(プレマ・レーシング)がペナルティにより後退。4位でフィニッシュした角田は3位入賞を果たした。そのためレース2は3列目の6番手スタートとなった。
降雨により今シーズン初めて濡れた路面でのレースとなり全車がウェットタイヤを装着し決勝に挑んだ。
そして22周のレースはスタート。角田はスタートダッシュに成功し2周目には2番手に浮上。そして15周目、1コーナーのシケイン侵入でDRSを使った角田はトップのジェイク・ヒューズ(HWAレースラボ)を抜いて首位に浮上する。
その後ヒューズと角田はデッドヒートを繰り広げながら周回、2人の後ろからリアム・ローソン(MPモータースポーツ)も迫りながらそこかしこでバトルが勃発。
残り3周となった20周目にはトップの角田とローソンが1.326秒差、その後ろにヒューズが1.292秒と緊張感あふれる戦いが続いていく。
角田はこのマージンを維持したままファイナルラップに突入。ローソンとヒューズを従えてこのままトップでチェッカーを受けた。
「やった!! みんなありがとう、本当にありがとう!」と角田は無線で歓喜した。