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スーパーGT:カルソニックIMPUL GT-Rが急遽ドライバー交代。ロシターに代わり千代が参戦へ

2019年09月08日 13:01  AUTOSPORT web

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TEAM IMPULの青いレーシングスーツに身を包み、急遽カルソニックIMPUL GT-Rをドライブすることになった千代勝正
9月8日の14時30分にスタートが切られる予定のスーパーGT第6戦オートポリスだが、GT500クラスに参戦するカルソニックIMPUL GT-Rのジェームス・ロシターが耳に異変を訴えたため、急遽千代勝正が代打でレースをドライブすることになった。

 カルソニックIMPUL GT-Rは今季佐々木大樹とロシターのコンビで参戦。9月7日に行われた公式予選では、15番手グリッドとなっていた。そんなカルソニックIMPUL GT-Rだが、9月7日からロシターが耳に異変を訴えており、レース直前のタイミングで急遽ドライバー交代が行われることになった。

 代役を務めることになったのは、2018年までCRAFTSPORTS MOTUL GT-Rをドライブしていた千代だ。今回、千代はテレビ解説のためオートポリスを訪れていたが、急遽白羽の矢が立った。8日に行われた監督ミーティングでドライバー交代が認められ、ウォームアップに向けて慌てて準備を進めた。

「前日の朝から耳鳴りがするとのことで、メディカルに行ってもらったのですが、内科設備ではないので、予選後病院に行ってもらいました」とTEAM IMPULの高橋紳一郎工場長はロシターの状態について語った。

「病院で調べてもらった結果、急性の難聴のような疑いがあるとのことでした。あまり無理もさせられない病気のようですし、ドライブしているときにはアドレナリンも出るので、異変も分かりづらくなってしまうし、他のチームに迷惑もかけてしまうかもしれない。きちんと東京都内の病院で調べてもらうようにしました。次のSUGOを見据えての交代です」

 8日の午前までは解説のつもりで来ていた千代だが、急遽装備品を借り、青いレーシングスーツに身を包み、ウォームアップでカルソニックIMPUL GT-Rをドライブし、その後レースに参戦することになる。