2019年09月08日 07:11 リアルサウンド
Appleは日本時間の9月10日、アメリカ太平洋時間の午前10時から、カリフォルニア州クパチーノにある本社のスティーブ・ジョブズ・シアターで開催されるイベントで、新しいiPhoneを発表するとされている。
しかし、リリース目前に迫るなか、すでに見切ったかのような辛辣な意見が米国内で出てきている。
(参考:新型iPhoneのデザイン、これまでのリーク情報は間違いだった?)
・奇怪なトリプルカメラはすでに市場に?
アメリカの権威ある経済誌『Forbes』は「Apple iPhone 11は横柄な優柔不断で(私を)平手打ちにする」というヘッドラインの記事を掲載した(参考:https://www.forbes.com/sites/curtissilver/2019/09/01/apple-iphone-11-slaps-me-with-imperious-indecision/#fb2d45c36117)。
「来たるiPhone 11のリリースは、Appleファンにとって多くのショックと驚きをもたらすだろう。毎年恒例のApple iPhoneの発表は、最高に刺激を与えるが、何だか気が失せる」と、AppleのiPhoneとその全体的なエコシステムに関して、長年かなり厳しい見方をしている。
新機種に関しては、大規模なアップグレードはなく、カメラの違いが特徴的だという情報があるが、『Forbes』は「iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxの奇怪なトリプルカメラ」と表現している。確かに、レンズが一つの今までのものと比較して、カメラ部分が大きな外観は目立つ。これは、機能を向上させた結果、生じた代償かもしれない。
『BGR』は、リリース前にも関わらず、既に巷で使用されている“iPhoneの可能性のある写真”を掲載している。中国のソーシャルメディアWeiboに投稿された写真に写っているのは、iPhoneのようだが、カメラ部分が大きく、リークした図面に基づいて作られた新機種のモックアップと同じように見える(参考:https://bgr.com/2019/09/04/iphone-11-leak-photo-shows-new-design/)。
しかし、この写真が中国で撮影されたことには、気をつけたほうがいいという。なんと中国では、リークされたデザインに基づいて、iPhoneの模倣品が出回っているからだ。
・一貫性のないネーミングの議論は無意味
他方、前述の『Forbes』の記事では、iPhoneのネーミングについても言及されている。
これまで、iPhone 8から「iPhone X」「iPhone XR」といきなり10をあらわす名前となり、iPhone 9は存在しない形となったが、次世代機種は「iPhone 11」になると見られており、また数字の名前付けに戻すことになるという。一方で今回発売する新商品からは「iPhone」という文字が消えるとも言われているが、実際にはどうなのだろうか。
・「ティム・クックの聖人ぶったプレゼンテーションスタイル」
先述の記事で、『Forbes』は「AppleのCEOティム・クックは、いかにも聖人ぶったプレゼンテーションスタイルで、ブランドに対して気を削がせることになるだろう」と、ここでも非常に厳しい意見を述べている。
発表会場の名前にもなっている、創業者でカリスマ性のあったスティーブ・ジョブズ氏と比較すると、どんな後継者が出てきても、かなわないということなのだろうか。
どんどん新たな情報が明らかになっている現在だが、実際の発表はどうなるのか。9月10日の動きに注目が集まる。
(Nagata Tombo)