9月7日に大分県のオートポリスで行われた2019年のスーパーGT第6戦公式予選。スーパーGT GT300クラスのポールポジションを獲得したHOPPY 86 MCの松井孝允と佐藤公哉が予選をふり返るとともに、決勝300kmレースへの展望を語った。
HOPPY 86 MC
松井孝允
「フリー走行(公式練習)はABSにトラブルが出てしまい、しっかりと走ることができませんでしたが、その後にチームのメカニックたちが全力で直してくれたから、この結果を手にできたと思っています」
「いつもQ1は佐藤(公哉)選手が大変な思いをして通過してきてくれるんです。とくにフリー走行では、ニュータイヤはいつも僕が履かせてもらっていて、佐藤選手は一度も(ニュータイヤの)感触を試せないまま予選を戦っているんですよ」
「そんな状況でもきちんと感覚をアジャストしてQ1を通過してくれるので、相方として本当に頼りになりますし、その上でQ2でポールポジションという結果で期待に応えることができたので、本当に良かったなと思います」
「ここ最近、毎戦のようにヨコハマタイヤさんが新しいアイテムを投入してくれているので、そのすべてがいい方向へ働くことを願っています。あと少し身内の話にはなりますが、(メインスポンサーである)HOPPYの会長が亡くなられました。僕たちとしては結果も大事ですが、それよりもチーム全体、僕たち全員が前に向かって戦っているという姿をしっかりとお見せできればと思っています」
「もちろん、決勝後もこの場(優勝会見)に戻って来ることができれば、いちばんうれしいですが、明日はそういった気持ちでレースに挑みたいと思います」
佐藤公哉
「クルマは公式練習の段階から、セットアップバランスは悪くありませんでしたが、(予選直後の)インタビューで土屋武士監督が言っていたようにセッションの間ずっとトラブルを抱えていました。僕たちふたりとも、まともに走ることができず、ほぼぶっつけで予選という形だったんです」
「それでも、持ち込んだセットアップがよくてタイヤもうまく機能してくれた結果、無事Q1を通過でき、そのままQ2にバトンを渡すことができました。仕事はできたなと安心しました」
「明日(の決勝)はいちばんいい場所からスタートできますし、HOPPYの会長さんが亡くなられて、その弔いのレースでもありますから、しっかりいいレースをしたいです。楽な戦いではないと思うので、ドライかウエットか、どちらの天候になってもチームとヨコハマタイヤさんと、そして松井選手と、みんなで力を合わせて、気合を入れて戦っていきたいなと思います」