2019年F1イタリアGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1、2の両方でトップタイムをマークした。
FP1では20周を走行し、ドライコンディションになった終盤にミディアムタイヤで1分27秒905をマーク。FP2では37周のなかで1分20秒978をソフトで記録した。唯一20秒台に入るタイムを出したルクレールだが、2番手ルイス・ハミルトンとの差はわずか0.068秒だった。
今回フェラーリはパワーユニットを交換。金曜のFIA発表によると、ルクレール車に入れられた新エレメントは3基目のICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-Hで、ペナルティは発生しない。
■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール フリー走行1=1番手/2=1番手
初めてモンツァをフェラーリで走ることができて、特別な気分になった。走行中、グランドスタンドから声援を送ってくれるティフォッシの姿が見えて、本当にうれしかったよ。
今日はとてもうまくいった。最速だったのはうれしいけれど、トリッキーなコンディションだったから、真の状況がどうなのかはまだ見えていない。
FP1では高い競争力を示すことができた。特にインターミディエイトで強かったから、その点はポジティブに受け止めている。でもFP2でドライタイヤを履いた時の各車のラップタイムは本来のものとはいえない。作業を重ねて自分たちがどこでもっとタイムを削れるのか理解していく必要がある。ライバルは速く、彼らのフルポテンシャルはまだ目にしていない。
マシンの感触は良かった。ただ、レースペースに関してはまだスパの時ほどではない。予選ペースに関しても作業が必要だ。明日良い仕事をするためにも全力を尽くすよ。
(formula1.comに語り)明日、皆が同じコンディションで走れば、メルセデスが強さを発揮するだろう。彼らの今日の最速ラップは僕らとは異なるコンディション(注:まだ路面が完全に乾いていない状態)で出したものだから、本当はかなりの速さがあるはずだ。