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フェルスタッペン、ホンダF1の最新PUに好感触「大きく進歩しパワーが増した。後方から追い上げる助けになる」

2019年09月07日 07:31  AUTOSPORT web

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2019年F1第14戦イタリアGP金曜 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダF1)
2019年F1イタリアGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=7番手/2=5番手だった。

 セッション前の雨によりウエットコンディションでスタートしたFP1では、11周を走り1分30秒100をソフトタイヤでマーク。FP2開始時には路面は乾いていたが、時折雨が降るコンディションに。フェルスタッペンの自己ベストタイムは、29周のなかでソフトで記録した1分21秒350だった。

 今回ホンダはフェルスタッペン車に最新のスペック4パワーユニットを投入。FIA発表では金曜時点で4基目のICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-H、3基目のMGU-K、エナジーストア、コントロールエレクトロニクスが入れられ、フェルスタッペンはペナルティを受け、後方グリッドからのスタートとなることが確定している。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン フリー走行1=7番手/2=5番手
 いい一日だった。難しいコンディションではあったけれど、マシンはよく機能していて、通常なら相性が悪いコースなのに高い競争力を示すことができたと思う。

 モンツァでは、トウ(スリップストリーム)がよく使われるから、真のラップタイムを見極めるのが難しい。でも僕の今日の自己ベストタイムは、他車のトウを得ることなく単独で走って出したものだ。いい感触を持てたよ。

 新しいエンジンは一歩前進したと思う。パワーが向上しているのを感じるんだ。ポジティブなことだよ。

 (年間4基目のPU投入によるペナルティで)後方グリッドからスタートすることが分かっているから、予選で本格的に戦うことはない。今日のロングランはペースがよかったし、あらゆるコンディションでマシンにいいフィーリングを持てた。それは大きなボーナスのようなものだ。

 後方スタートだから、僕としては決勝が雨ならうれしい。順位を上げていくチャンスが高くなるからね。でもドライでも競争力は高いと思うから、楽しいレースにしたいと思っている。

(自身の公式サイトで語り)今日はいい作業ができた。トップスピードは不足しているが、それでも高い競争力があったと思う。ショートランもロングランもよかったので、日曜に向けていい兆候だ。

 今日見せることができたスピードがあれば、(決勝で)順位を上げていけるだろう。マシンは好調だったし、エンジンについてもすべてがスムーズだった。日曜が楽しみだよ。予選で戦えないのは残念だけど、それは仕方ない。

(決勝で)フェラーリとメルセデスを抜くのは難しいだろうが、順当にいけば5位は可能なはずだ。

 雨の方がトップに近づきやすいだろうけど、ドライでも、今日のスピードがあれば問題ないはずだ。エンジンが大きく進歩した。具体的にどの程度かを説明するのは難しいけれど、よりパワフルになった。