2019年F1イタリアGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=7番手/2=5番手、アレクサンダー・アルボンはフリー走行1=5番手/2=6番手だった。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはフリー走行1=6番手/2=10番手、ピエール・ガスリーはフリー走行1=10番手/2=7番手という順位だった。
2回のセッションともに雨に見舞われ、FP1ではウエットタイヤで走行する時間帯が長かったが、FP2では各車ドライタイヤで周回を重ねた。
ベルギーGPに初めてスペック4パワーユニットを持ち込み、アルボンとクビアトのマシンに投入したホンダは(レースまで使用したのはクビアトのみ)、今回はフェルスタッペンとガスリーのマシンにスペック4を入れた。
金曜時点でフェルスタッペン車に入れられた新エレメントは、4基目のICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-H、3基目のMGU-K、エナジーストア、コントロールエレクトロニクス。ガスリー車には6基目のICE、5基目のターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、3基目のエナジーストア、コントロールエレクトロニクスが投入された。
これは規則で定められた使用基数制限を超えた交換であるため、フェルスタッペンとガスリーは、ともにペナルティを受け、後方グリッドからのスタートとなることが確定している。
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日は時折り降る雨の影響により、ドライコンディションでの走行が限られた一日になりました。日曜も本日と似たような天候になる予報が出ていますので、路面が濡れた状況での走行確認ができたことは有意義だったと思います。
先日のベルギーGPに続き今日は2台のマシンにスペック4のPUを投入しました。今週は4台のマシンがスペック4でレースを戦う予定です。明日の予選、またレースに向けて準備を進めます。