人気女性ラッパーのニッキー・ミナージュが現地時間5日、Twitterを更新し引退を表明した。理由は「家庭を持つため」と記されているが、あまりにも唐突な出来事にファンからのツイートが殺到。のちにニッキーは「ラジオ番組で話すべきだった」とコメントした。
『Starships』『Super Bass』など数々のヒット曲を世に送り出し、リアーナやアリアナ・グランデ、ジャスティン・ビーバーといった大物アーティスト達とのコラボ実績も多数の
女性ラッパー、ニッキー・ミナージュ。
プライベートでは昨年12月に自身のInstagramで恋人ケネス・ペティとのツーショット写真を公開。8月には出演したラジオ番組で、結婚許可証の期限が切れる前に「80日以内に」結婚する予定であることを明かし、Twitterのアカウント名も“Ms. Minaj”から“Mrs. Petty”へと変更していた。
しかしニッキーの恋人であるケネスは、1995年に第1級強姦未遂事件を起こしニューヨーク州内の刑務所に4年近く服役していた過去があり、同州ではレベル2(危険度:中)の性犯罪者としてデータベースに登録されている。そんな彼との交際に不快感をあらわにする人も少なくなく、ニッキーにはこれまで心無い書き込みが多数寄せられている。それに対しニッキーは、
「彼は15歳、交際相手の子は16歳だった… でもネット上で勝手にやってればいい。アタシの人生を誰にもメチャクチャになんかさせない」
と反論していた。
そんないわくつきの恋人との結婚や妊娠説が飛び交う中、突如引退を表明したニッキー、現地時間5日に自身のTwitterで次のように記している。
「引退して、家庭を持つことにした。みんなもさぞハッピーだろうね。」
またニッキーはアリシア・キーズとコラボした楽曲『Girl on Fire』から自身のパートを引用し、
「ファンのみんなは、アタシが死ぬまで応援し続けて」
「アタシは自分でボックスにチェックマークを付ける。誰にもチェックはさせない。死ぬまでみんなを愛している」
とも綴った。「ボックスにチェックマークを付ける」とは「やり終えた印をつける」という意味の表現だが、ニッキーは「引き際は自分で決める」「終わりの時期は誰にも決めさせない」という意味を込めているようだ。
今年6月にシングル『Megatron』がリリースされ、アルバム制作を控えてスケジュールが多忙を極めていると述べていたニッキーは「まずはこぢんまりとした式を挙げ、スケジュールが落ち着いたら盛大なウェディングをしたい」と音楽活動を優先させる意向を明かしていたところだった。
しかし突然の引退表明に嘆き悲しむファンからのツイートが殺到したため、ニッキーは最初の投稿から半日が経過したタイミングで再び引退について言及、
「このことはラジオ番組『Queen Radio』で話すべきだった」
「引退表明は突然過ぎたし、みんなへの配慮が足りなかった。謝罪するわ」
とツイートしている。『Queen Radio』で近々明かされるであろう引退の真相には、多くの注目が集まりそうだ。
画像は『Barbie 2019年3月28日付Instagram「Exclusive first look @ the new season- coming soon」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)