猫の情報サイト「ねこちゃんホンポ」を運営するピーネストジャパンは9月4日、「好きな猫種」の調査結果を発表した。調査は今年7月、同サイトを訪れたユーザー785人を対象に実施。このうち、猫を飼っている人は716人。
1位はアメリカン・ショートヘア(10.5%)。2位はスコティッシュフォールド(10.2%)、3位はマンチカン(9.1%)だった。2位のスコティッシュフォールドと3位のマンチカンは少々差が開いたが、1位と2位は僅差だった。
「穏やか、温厚、懐きやすい等、仲良く暮らせそうな性格の猫」が人気
4位以下は、ノルウェージャンフォレストキャット、ベンガル、メインクーン、ロシアンブルー、ラグドールと続く。調査を実施した同社は上位の猫種について「可愛らしい容姿だけではなく、穏やか、温厚、懐きやすい等、仲良く暮らせそうな性格の猫さんが人気になる傾向がある」と分析している。
一方、実際に飼っている猫の種類を聞くと、「好きな猫種」とのギャップが見えた。飼っている猫の1位はMIX(雑種)で44.8%。2位のスコティッシュフォールド(7.9%)を大きく離した。「好きな猫種」で1位だったアメリカン・ショートヘアは4位(5.7%)だった。世代別に見ると、特に20代では雑種を飼っている人が58%と、全体の半数以上を占めている。
30代以下の「好きな猫種」トップ3は、1位スコティッシュフォールド(13.3%)、2位マンチカン(8.5%)、3位アメリカン・ショートヘア(8%)だった。「飼っている猫種」トップ3は1位MIX(44%)、2位スコティッシュフォールド(8.9%)、3位マンチカン(6.9%)。同社は、「好きな猫種」でアメリカン・ショートヘアを抑えてマンチカンが2位になっている点を「世代的な特徴」と見ている。
また、60代は他世代よりもスコティッシュフォールドとアメリカン・ショートヘアを飼っている人の割合が多いことも分かった。この傾向について同社は、
「近年、保護猫を迎えるケースも増えてきているものの、昔はペットショップで購入するのがスタンダードだったことの名残や、経済的にもゆとりがあることなどが理由」
ではないかと見ている。