トップへ

EXILE 橘ケンチ、“NEO 角打ち”楽しめる居酒屋オープン 「海外の方にもぜひ訪れていただきたい」

2019年09月06日 16:51  リアルサウンド

リアルサウンド

橘ケンチ

 EXILE/EXILE THE SECOND・橘ケンチがプロデュースする居酒屋「LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI」が、9月8日より目黒区青葉台にオープンする。


参考:橘ケンチ、松本酒造とのコラボ日本酒「守破離橘」発売 プロデュース店舗で先行提供


 橘ケンチは、2016年7月に日本酒の魅力に目覚めて以来、“日本の魅力を再発見”を掲げる雑誌『Discover Japan』にて、日本各地の酒蔵巡りに加えて日本酒にまつわる文化を紹介する連載「今宵のSAKE」に尽力。昨年12月には、日本酒界の革新的なひと蔵として名高い新政酒造とコラボレーションし日本酒「亜麻猫橘」をリリース、今年2月には「HASHIWATASHI プロジェクト」事務局が主催する、昨年7月の西日本豪雨の被災地域の復興を目的とした『未来の日本酒プロジェクト』のプロデューサーに起用されるなど、活動の幅を広げてきた。


 とある会食で訪れた日本酒バーで、日本酒と料理のペアリングを体験し衝撃を受けたのが、日本酒に興味を持つきっかけだったという橘。それは、橘がLDH ASIAの一員として海外での活動を目指す直前の出会いだった。もともと同店は、「錦織」という蕎麦をメインとした居酒屋だったが、橘が熱心に酒蔵を巡っていたため、HIROやLDH kitchenのチームから推薦され、今回、橘のプロデュースのもとで蕎麦と日本酒を楽しめる店としてリニューアルすることになった。


 「LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI」では、橘が今まで足を運んだ酒蔵の中でも厳選し、なおかつシンパシーを感じた日本酒30銘柄、40~50種が用意されている。中でも目玉は、昨年の「亜麻猫橘」に続き、京都・松本酒造とコラボした日本酒「守破離橘」だ。橘は日本酒のセレクトに関して、「酒蔵は土地の食文化や歴史を背負っていることに魅力を感じるので、そういう観点から選びました」と語る。さらに、橘は日本酒をベースにした「青葉台レモンサワー」も開発。「日本酒がこういう形で楽しめるんだ、と気付くきっかけになれば。引き続き、レモンサワーラブは変わらないと思います(笑)」と笑みを浮かべ、報道陣の笑いを誘った。また、店舗では日本酒はもちろん、素材の産地にこだわったおでん、江戸時代の蕎麦を現代の感覚で再解釈した蕎麦が一品料理としてラインアップされている。おでんは、一般的に冬だけのイメージがあるが、「1年を通して食べられるようにしたい」という声を受け、それを形にしたとのことだ。


 店内は大人でシック、かつモダンな内装。HIROも3日連続で来店するほど店舗を気に入った様子だ。場所もLDHグループが事務所、アパレル、ダンススクールなどを構える中目黒の目黒川沿いにある。店内は立ち飲みスタイルで、春には桜を眺めながら日本酒を楽しむことができる。また、橘は「NEO 角打ち」というお酒の楽しみ方を提唱。角打ちとは、酒屋の軒先で立ち呑みをすること。「NEO 角打ち」では、そのスタイルにAOBADAI流のアレンジを加え、新たな価値観と繋がりが生まれる場所にしたいという。また、「LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI」では、札を店内で現金の代わりに使用することになる。中には、当たり札も存在しており、その場合にはメニューには載っていない日本酒が一杯プレゼントされる。


 今後、店舗ではイベントの開催も想定しており、橘がお酌をすることもあるという。橘はこれからの展望について、「日本人の方はもちろん、海外の方にもぜひ訪れていただきたい。酒蔵を巡り、酒蔵にはアーティストのような雰囲気があることに気付きました。自分たちが作ったお酒にこだわりを持ち、ひとつの作品として発信している。僕もアーティスト活動をさせていただいているので、シンパシーを感じますし、日本酒好きとして何かしたいという思いがどんどん強くなっています。橘ケンチという人間が、日本全国を巡ったものをここで具現化して、また新たな日本の文化を遊んで、楽しむことができる場所にしていきたい」と「LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI」にかける思いを語った。(渡辺彰浩)