10月18~20日に栃木県のツインリンクもてぎで開催されるMotoGP第16戦日本GPにワイルドカード参戦するライダーが決定したと、9月5日にmotogp.comの日本語サイトが報じた。MotoGPクラスにはシルバン・ギュントーリ、Moto3クラスには國井勇輝と長谷川聖が参戦するという。
MotoGPクラスにワイルドカード参戦するギュントーリは、スズキのMotoGPマシンGSX-RRのテストライダーだ。今季は、第7戦カタルーニャGP、第10戦チェコGPでもワイルドカード参戦しており、第12戦イギリスGPではジョアン・ミルの代役として出場。日本GPでMotoGPに今季4度目の出場となる。
Moto3クラスにワイルドカード参戦する國井は東京都出身の16歳のライダーだ。2016年にイデミツ・アジア・タレント・カップに出場しルーキーイヤーで2勝。2017年はCEV Moto3ジュニア世界選手権にも参戦し、2年目となるイデミツ・アジア・タレント・カップでは3勝を挙げた。
2018年はレッドブルMotoGPルーキーズカップとFIM CEV Moto3ジュニア世界選手権にダブル参戦し、1勝ずつ獲得している。
2019年もレッドブルMotoGPルーキーズカップとFIM CEV Moto3ジュニア世界選手権に参戦しており、MotoGP第10戦チェコGPではAsia Talent Teamからワイルドカード参戦しMoto3デビューを果たした。
長谷川は、2016年からCLUB Y'sで全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスに参戦している鹿児島県出身の19歳。日本GPのワイルドカードでグランプリ初参戦となる。
2019年シーズンは第6戦岡山を終えた時点で5レース中3勝をマーク。第3戦SUGOでは2位、第4戦筑波のレース1で5位だったが、これまですべてのレースで上位フィニッシュしており、ランキング首位につけている。
また、第4戦筑波、第6戦岡山ではポールポジションを獲得しており、レースだけでなく予選でも速さを見せている。
Moto2クラスについては、2019年から供給されるエンジンがトライアンフ製に変更され、この仕様のマシンが他の選手権に存在しないことから、今年はワイルドカードエントリーが利用できないことになっている。