レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1第14戦イタリアGPで同チームとの2戦目を迎える。今回は予選を通常どおり戦えることをアルボンは楽しみにしている。前戦ベルギーでは、パワーユニット(PU/エンジン)交換により後方グリッドに降格されることが決まっていたため、決勝のための作業に集中した。
ベルギーGP金曜、ホンダは新しいスペック4のパワーユニットをレッドブルのアルボンとトロロッソのダニール・クビアトのマシンに投入した。アルボンのマシンについてはレースは旧仕様での走行となったが、ペナルティは受けなければならないため、アルボンはロングランに集中した作業を行い、17番グリッドからのスタートで見事5位を獲得した。
イタリアでは最新仕様のパワーユニットでレースを走る予定だとアルボンは明かしている。
「(4人)全員スペック4でレースを走ることになると思う」とアルボンはモンツァでGPToday.netに対してコメントした。
「ショートランでマシンがどういう感触なのか、確かめるのが楽しみだ。今回は通常の週末を送るはずだから、ショートランもしっかり走る。燃料をあまり積まない状態でたくさん走り、経験を積みたい」
「スパでは予選をあまり経験できなかったから、もっとマシンについて学習したいことがある」
「FP1では(僕とマックス・フェルスタッペンは)同じようなプログラムで走るんじゃないかな。でもその後は(スパとは)逆の役割を担うことになるだろう」
ホンダは、イタリアGPではレッドブルのフェルスタッペンとトロロッソのピエール・ガスリーのマシンにスペック4を投入する予定であり、ふたりがパワーユニットのエレメント交換によるペナルティでグリッド後方に降格される見込みであると発表している。
■「モンツァは相性がいいサーキットでないかもしれないが、たくさんのことを学べるはず」とアルボン
アルボンはF1で走る初めてのモンツァを楽しみにしている。
「モンツァがとても楽しみだ。ゴーカートでレースをしていた時代に2年間イタリアに住んでいたから、ここには友達も多い。モンツァではスパで始めた仕事を引き続き行っていき、できる限り多くのことを学びたい。スパとモンツァが2週連続開催でよかった。日曜のレースの後、水曜にシミュレーターに乗って、次の週末に向けていろいろなことをしっかり確認できる。そういう作業をしておけば、マシンを理解し直す時間は必要なくなるんだ」
「僕らはモンツァでは多少苦労するだろう。でもこのマシンに乗るのはもう初めてではないから、今回のFP1は比較的スムーズにいくと思う。スパに入った時点ではチームスタッフのなかで知っている人は少なかったけれど、今回は彼らとの作業もスムーズになるだろう。皆とてもフレンドリーで、雰囲気がいい。あとはチームの手順など、すべてのことを理解すれば問題ないよ」