トップへ

ナイナイ岡村隆史、芸能界引退を本気で考えた日を語る 「周りが全部笑いにしてくれた」

2019年09月06日 07:41  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 キングコングの梶原雄太(カジサック)が8月31日、自身の運営するYouTubeチャンネル「カジサックの部屋」に動画を投稿。その中で、チャンネル登録者数100万人突破記念のスペシャルゲストとして招かれたナインティナインの岡村隆史が、休業中に芸能界引退を考えていたことを明かした。


(参考:ナイナイ岡村隆史、「カジサックの部屋」でまさかの“YouTuberデビュー宣言”


 2010年に心の病を患い、約5ヶ月間休業していた岡村。休業当時を振り返り「とてもやないけど復帰しようと思ってなかった」としつつも、「復帰したいっていう想いもあった。もう1回だけチャレンジしてみたいとも思ってたんや」と複雑な胸中を明かした。


 なお療養中、マネージャーでさえも「来んといてくれ」と面会拒絶状態だった岡村のもとに、相方・矢部浩之だけは頻繁に様子を見に来ていたようだ。岡村の想いをくみ取った矢部は、病状が快方に向かっているとわかると積極的に各所へ働き掛け、その結果、かつてのレギュラー番組『めちゃ2イケてるッ!』で復帰する手筈が整ったという。


 もちろん岡村にとって、長期休養からの復帰に恐怖がなかったわけではなく、「半年休んでいて、半年テレビも見てなくて、世の中がどうなんているのかわかれへん。そんな中で、ポンと出て行っても付いていかれへんとちゃうんか」と自問自答を繰り返し、「1回だけやってみて、で、アカンなって思ったらもう辞めようと考えていた」と腹をくくっていたことを明かした。


 『めちゃイケ』にて岡村復帰の舞台として用意されたのは、当時話題を呼んでいたチリ鉱山落盤事故における救出劇のパロディ。岡村は、5ヶ月ぶりの収録に臨んだ時の心境を「初舞台でもあんな緊張せんかったわ。(心臓を指しながら)バックバックなって」と述懐。緊張を押し殺すためにひたすら「休んでたけど、お前、ずっと『めちゃイケ』やってたやないか!」「落ち着け、落ち着け、落ち着け……」と心の中で繰り返していたらしい。


 収録を終えてしばらくしても、「大丈夫だったかな……」と心配していたという岡村。しかし、「でも自分の中ではやれることはやれたかなぁと。それで、帰りのロケバスで家まで送ってもらうときに、『あ、俺できるかも』『戻れるかも』って思った」と、キャリアのリスタートを前向きに考えられるようになったという。


 続けて「もし、失敗したら辞めようと思っていた」という岡村だったが、「そんなことさせへんように、表情がわからないようにサングラスをかけてもらったし、セリフが多かったわけでもなかったし、自由に岡村の思うようにやったらええからっていう舞台を用意してもらった」「特別笑いに固執しなくても、周りが全部笑いにしてくれた」と、復帰をお膳立てしてくれためちゃイケメンバー及びスタッフへ感謝の気持ちを示していた。


(こじへい)