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マーティン・スコセッシ×Netflix『アイリッシュマン』、第32回東京国際映画祭クロージング作品に

2019年09月06日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

『アイリッシュマン』(c)Netflix

 10月28日から11月5日にかけて、東京・六本木ヒルズほかにて開催される第32回東京国際映画祭のクロージング作品が『アイリッシュマン』に、GALAスクリーニング作品が『カツベン!』に決定した。


参考:マーティン・スコセッシ『アイリッシュマン』配信日が11月27日に決定 アメリカでは劇場公開も


 クロージング作品に決まった『アイリッシュマン』は、ハリウッドの巨匠マーティン・スコセッシ監督初のNetflixオリジナル映画。ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシといったオスカー俳優たちが共演する。全米トラック運転組合のリーダー、ジミー・ホッファの殺人に関与した容疑をかけられた実在の凄腕ヒットマン、フランク“The Irishman”・シーランの半生を描いた物語で、アメリカ裏社会で生きたある殺し屋の壮絶なドラマを描き出す。昨年の第31回東京国際映画祭でアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』が特別招待作品部門で上映されたのに続き、Netflix作品が東京国際映画祭のラインナップに加わった。


 昨年から始まった、映画祭の中盤の柱となるGALAスクリーニング作品は、『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』の周防正行監督の最新作『カツベン!』に決定。今からおよそ100年前の日本、「映画(活動写真)」がまだサイレントでモノクロだったころ、“活動弁士”を夢見る一人の若き青年を主人公に、日本映画の未来を夢見た人々の群像を描いた、アクション×恋×笑いの要素を織り交ぜたノンストップエンターテインメントだ。主演の成田凌のほか、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊らがキャストに名を連ねている。


 なお、オープニング作品は、『男はつらいよ お帰り 寅さん』に決まっている。(リアルサウンド編集部)