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京阪グループが製造小売業に参入、コスメ・フードの2ブランドが同時デビュー

2019年09月05日 22:12  Fashionsnap.com

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ビオスタイル高原英二代表取締役社長 Image by: FASHIONSNAP.COM/京阪ホールディングス、ビオスタイル
京阪電気鉄道などを運営する京阪グループが製造小売業に参入する。水を使用しない化粧水などを展開するオリジナルコスメブランド「ネモハモ(NEMOHAMO)」と無農薬の野菜や調味料無添加の素材を用いたオリジナルフードブランド「シゼン ト オゼン(SIZEN TO OZEN)」を京阪ホールディングスとグループ会社のビオスタイルが立ち上げ。12月から複合型商業施設「グッド ネイチャー ステーション(GOOD NATURE STATION)」およびオンラインショップを中心に販売し、将来的には小型店舗への展開も予定している。
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 ネモハモとシゼン ト オゼンは、京都・四条河原町に12月開業予定のホテルと物販・サービスを提供する複合型商業施設グッド ネイチャー ステーションのオリジナルブランド。ネモハモは"効く"をテーマに掲げたオーガニックコスメで、植物を低温真空抽出法でエキス化し、水と石油由来の原料を使わずに天然成分のみで製造。クレンジングオイル、洗顔ソープ、ブースターオイル、ローション、フルバリア美容液、シャンプー、トリートメントなどをラインナップし、化粧箱や容器の素材についても、サトウキビ廃材やFSC認証紙、リサイクルペーパー、非木材紙、ベジタブルインキなどを使用することで環境に配慮した。
 シゼン ト オゼンは「自然の、ほんとうのおいしさを、もっと新しく、もっと豊かに楽しむために。」をコンセプトに、産地や無農薬の素材にこだわった調味料を販売。このほか、廃棄されることが多いファインカカオの外皮を用いた無添加カレーなどを展開する。
 ビオスタイルの高原英二代表取締役社長は会見で「京阪として新しい価値を提案しようと考えビオスタイルを立ち上げた。植物まるごとの自然の力を実感できるオーガニックを超えたコスメ商品など全く新しいものを作り上げることができたと思う」とコメント。初年度の売上目標は公表していないが、京阪グループの新規事業として社会課題を解決する商品や、サービスの提供を通じ、環境や社会に配慮した事業活動を推進していくという。なお、9月6日まで開催中のアッシュ・ペー・フランスが主催する合同展「rooms 39」の会場で、両ブランドの商品を展示している。

◼️GOOD NATURE STATION所在地:京都市下京区河原町通四条下ル稲荷町階数:1F/GOOD NATURE MARKET、2F/GOOD NATURE GASTRONOMY、3F/GOOD NATURE STUDIO、4F~9F/GOOD NATURE HOTEL延床面積:2万7,628平方メートル客室:4階~9階 141室※3階部分で髙島屋 京都店と接続公式サイト
◼️rooms 39会期:2019年9月4日(水)~6日(金)時間:10:00~19:00(6日のみ18:00閉場)会場:五反田TOC 13F 西五反田7丁目22-17公式サイト