マクラーレンF1チームのアンバサダー兼リザーブドライバーを努めるフェルナンド・アロンソは、今週末開催されるF1第14戦イタリアGPにおいて、チームに帯同する予定だ。
TOYOTA GAZOO Racingとのラリーレイドの準備プログラムの最中にF1パドックへ戻ることになるアロンソ。彼は先日ポーランドでトヨタ・ハイラックスの走行テストを行い、来年1月にはサウジアラビアで開催予定の2020年ダカールラリーに出場する予定だ。
マクラーレンF1のマネージングディレクターを務めるアンドレアス・ザイドルは、2度の世界チャンピオンであるアロンソは「アンバサダーとして我々を訪問する」と語った。
興味深いことにザイドルは、先週末の第13戦ベルギーGPで、もしランド・ノリスが夏の間に負った足の怪我が原因で走行できないと初めから分かっていた場合、アロンソが代役候補となった可能性があったことを明らかにした。
しかしその懸念はすぐに払拭され、ノリスは万全の体調でスパ・フランコルシャンに姿を現した。一方でマクラーレンのリザーブドライバーを務めるセルゲイ・シロトキンは、万が一ノリスがレースに出場できなくなった場合に備えて待機していた。
「ランドがレースをするのに問題ないと分かったので、代役はセルゲイとなった」とザイドルは語った。
「もし代役を探すためにもっと早く事態について分かっていたら、状況は違っていた。だがそうした状況に関しては、我々は話し合いをしているのだ」
「我々のリザーブドライバーはセルゲイだ。だからシートやあらゆることを備えていたし、彼にもシミュレーターで準備をさせていた」