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人気YouTuberコンビ・ヴァンゆんチャンネル、太田プロ所属も変わらない信頼関係

2019年09月05日 11:11  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 男女の人気YouTuberコンビ・ヴァンゆんチャンネル(ヴァンビ・ゆん)が9月4日、『【ご報告】二人から大事なお話があります。』と題した動画を公開。大手芸能事務所・太田プロダクションに所属することになった経緯と、今後の展望について語った。


(参考:チャンネル登録者100万人突破 男女2人組YouTuber「ヴァンゆんチャンネル」の魅力とは


 ヴァンゆんちゃんねるは、2016年にYouTuberデビューを果たしたマルチクリエイター・ヴァンビと、元アイドルのゆんが、所属事務所の垣根を越えて2018年7月に結成。YouTubeではヴァンビの個人チャンネルを引き継ぐ形で動画を投稿し、現在では150万人を超える登録者を抱える。男女コンビだがカップルではなく、お互いをクリエイターとして高め合う関係性で、時には際どい企画にも挑戦しつつ、そのタレント性の高さで加速度的に人気を拡大してきた。


 そんななかで、大手芸能事務所である太田プロへの所属を決めたのはなぜか。動画では、主にゆんの夢に向かって次のステップを踏むためだと語られた。


 ファンはよく知るエピソードだが、ゆんは中学生時代にネットゲームに大ハマりし、本人いわく「廃人」のような生活を送っていたという。そんなある日、テレビにトリンドル玲奈が出演している様子を見て、「こんなにかわいい人がいるんだ!」と一目惚れ。調べるうちに、ドラマや映画にも出ているし、バラエティ番組にモデル活動と、マルチに活躍していることを知り、憧れの存在になった。アイドルにYouTuberと、積極的に表現する場を求め、多くのファンを獲得し、「夢に近づいている」ことが実感できてきたなかで、さらなるステップとして、芸能事務所への道を選んだという。


 そう真剣に語るゆんを「でも、ゆんちゃんは芸人志望でしょ?」とイジるヴァンビ。その夢は、「歴史に名を残す」という果てしないものだ。ビッグマウスに思えるかもしれないが、自分があるバンドに憧れて夢を追うようになったのと同じように、誰かが自分に憧れて夢を追いかけ始めるような存在になりたい、というピュアな夢だ。しかし、その道筋は漠然としており、隣でゆんの夢を聞かされるうち、それを叶えるのがひとまずの目標になったという。


 ヴァンビは「ゆんちゃんがポケモンマスターで、オレがピカチュウ!」とおどけてみせるが、彼の企画力と天真爛漫なキャラクター、突拍子もないボケとイジりが、ゆんの魅力を大いに引き出してきたことは間違いないだろう。もし、同じく太田プロ所属の大先輩・有吉弘行の番組にゆんが出演することがあれば、YouTubeでの経験を活かし、ハードなイジりにもうまく対応できるはずだ。


 そんな楽しい想像も広げてしまうが、ファンにとって喜ばしいのは、「芸能界に行くと言っても、僕らの根本はYouTuberなので、今後も変わらずしっかり動画は投稿します」(ヴァンビ)、「うちらのふるさとはもともとYouTubeだから、このお家を壊してはいけない!」(ゆん)という、2人の言葉だろう。これからも楽しい動画が届けられそうだ。


 また今回の動画では、ファンが待望していた、初の単独イベントの決定も告知された。これまでは2人の所属事務所が違うこともあり、なかなか実現できなかったが、12月、東京での開催に向けて、準備が進められているようだ。ゆんは「例えるなら、織姫と彦星が無事にミルキーウェイを渡れたよ、というハッピーエンドなお話!」と楽しそうにまとめていた。2人の仲睦まじく、しかしどこかサバサバとしていて、お互いの魅力を引き出し合う信頼関係は、今後も変わらなそうだ。


 テレビ業界からYouTubeに本気で進出したカジサック=梶原雄太とは逆のベクトルで、「テレビとYouTubeの架け橋になりたい」とも語っている2人。太田プロのマネジメントによりどんな新しい展開が待っているのか、期待が高まっている。


(向原康太)