ホンダF1は、2019年第14戦イタリアGPで、最新仕様のパワーユニット(PU/エンジン)をレッドブルのマックス・フェルスタッペンとトロロッソのピエール・ガスリーのマシンに投入することを明らかにした。
前戦ベルギーGPでホンダはレッドブルのアレクサンダー・アルボンとトロロッソのダニール・クビアトのマシンにスペック4のパワーユニットを投入した。決勝後、レッドブル代表クリスチャン・ホーナーは、アルボンについてはレースは旧仕様で走り、クビアトのみがレースまで新パワーユニットで走ったと述べている。
イタリアGPを前に、ホンダは、フェルスタッペンとガスリーのマシンにスペック4を投入する予定であることを明らかにした。ふたりはパワーユニットのエレメント交換によるペナルティで、グリッド後方に降格される見込みだ。
「先週のベルギーGPに続き、今週はヨーロッパラウンド最後のレースとなるイタリアGPに向かいます」とホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治氏が語っている。
「レースが行われるモンツァ・サーキットは、ベルギーGPの舞台となったスパ・フランコルシャンと同じく長い歴史を持つとともに、高速サーキットして知られています。イタリアを拠点とするレッドブル・トロロッソ・ホンダにとってはホームレースになります」
「PUとしては、スペック4を今回はフェルスタッペン選手とガスリー選手にも投入します。2人ともそれによるペナルティで後方からのスタートになりますが、力強いレースを期待しています」
「我々としては、先日のベルギーGPで収集したデータを分析し、セッティングを煮つめていきます。スペック4のパフォーマンスを最大限引き出し、スパでの3台入賞といういい勢いを維持しながら、いいレースができればと思います」