2019年のWRC世界ラリー選手権を戦っているヒュンダイ・モータースポーツは10月3~6日に行われる第12戦ラリーGB、10月24~27日に行われる第13戦スペイン(ラリー・カタルーニャ)への参戦布陣を発表し、セバスチャン・ローブが5月以来の実戦復帰を果たすことがわかった。
ヒュンダイi20クーペWRCで2019年シーズンを戦っているヒュンダイ陣営は、第10戦終了時点でエースのティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がドライバーズランキング2位につけているほか、マニュファクチャラーズランキングでは8点差でトップの座を守っている。
チーム初のタイトルに向けて最大限のポイントを獲得できるよう、ヒュンダイは各ラウンドで起用するドライバーを変更する戦略を取っており、9月12~15日に行われる第11戦トルコではヌービルとダニ・ソルド、アンドレアス・ミケルセンの3名を起用する見込みだ。
そしてイギリス・ウェールズを中心に行われる第12戦ラリーGBでは、ヌービルとミケルセンに、第9戦フィンランドでスポット起用したクレイグ・ブリーンを再投入する。ブリーンはヒュンダイ陣営でのWRC初戦となったラリー・フィンランドでペナルティを受けるまで陣営トップにつける力走をみせていた。
続く第13戦スペインはグラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)が混在するシリーズ唯一のミックスイベントで高い難易度を誇る1戦。ここではヌービルとソルド、そして2019年からヒュンダイ入りしたレジェンド、ローブがi20クーペWRCのステアリングを握る。
2004~12年までWRC9連覇を達成したローブは2019年シーズン、これまで5戦に参戦しており、ベストリザルトは第6戦チリでの総合3位表彰台となっている。