2019年F1第13戦ベルギーGPの決勝レースが行われ、マクラーレンのカルロス・サインツJr.とランド・ノリスはリタイアに終わった。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=11位(完走扱い)
まず、今日僕の思いはアントワーヌ(ユベール)の家族と友人たちとともにある。彼らに心からの哀悼の意を伝えたい。
僕のレースについては、退屈なものではなかったよ。楽しかったし、エキサイティングだった。とても良いスタートを切ることができたし、素晴らしい態勢を取れた。それにターン1では1度に6台のマシンを抜き、5番手に上がることができたんだ。そこからレースをコントロールしていった。
目を向けるべきポジティブな面があったと思うよ。チームの誰もがあのように素晴らしい仕事をしていたから、最終ラップでエンジンのパワーを失ったのは辛いことだった。僕たちはここから前進して、モンツァに備えなければならない。
カルロス・サインツJr. 決勝=リタイア
明らかに期待外れのグランプリだった。レースにならなかったからね。今日起きたことを必ず調べる必要がある。レースをスタートすることすらできなかったというのは、まったく良いニュースではない。だから何も言うことはないよ。
最終ラップでのランド(ノリス)のリタイアも残念だ。これで、チャンピオンシップでさらに10ポイントを取り逃してしまった。正しい方向への大きな一歩となるはずだったのに。チーム全体にとっても残念に思っている。ふたりのリタイアが僕たちにふさわしいとは思わない。少なくとも今日のマシンのペースなら、1台のマシンが獲得するよりも多くのポイントを掴めたはずだ。僕たちは前進していく。
昨日起きたことによって、すべてのことを見つめ直すことになった。モータースポーツは非常に危険なものであり、避けられないリスクが付いて回るということを、誰もが認識する必要があることを思い知らされた。僕たちは皆、非常に辛く感情的な時期を過ごしている。僕の思いのすべてはアントワーヌ(ユベール)の家族と友人全員とともにある。どこでレースをしようとも、僕たちは彼の思い出を忘れることはない。それがドライバー仲間に向けることのできる最高の賛辞だ。安らかに眠ってほしい。