ザウバー・ジュニアチームからFIA-F2に参戦するファン-マヌエル・コレアは、8月31日(土)にスパ・フランコルシャンで開催されたF2第9戦のレース1で起きた大事故の後、両足の骨折と軽度の脊髄損傷により手術を受けることになったが、その後の容体は安定しているという。
レース1の2周目、オー・ルージュからラディオンにかけての間で体勢を崩し、スピンを喫したジュリアーノ・アレジ(トライデント)にアントワーヌ・ユベール(BWTアーデン)が接触してしまった。直後にユベールはラディオンのウォールに激突し、その衝撃でコース上に跳ね返ったが、そこへ後続車のコレアが突っ込んでしまった。
この事故により、ユベールとコレアはリエージュのCHU病院に搬送された。FIAは、31日の現地時間18時35分にユベールが死去したことを発表。一方のコレアは、両足下部に複数箇所の骨折と、軽度の脊椎損傷があるとの診断を受けていた。
ザウバー・ジュニア・チームは、コレアの容体について声明を発表した。
「本日(31日)、アメリカ人ドライバーのファン・マニュエル・コレアは、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催されたベルギーGPにおいて発生した大事故に巻き込まれた」
「コレアの目の前で事故が起こり、彼は行き場所を失った結果、停止していた他のFIA-F2ドライバーのマシンと衝突した」
「両足骨折に加え、軽度の脊髄損傷を負ったコレアは手術を受け、集中治療室で療養中だ」
「現在ファン・マニュエル・コレアの容体は安定している。彼はヘリコプターで病院に搬送され、そこで手術を受けた。ファン・マニュエルは手術室に入るまで意識がはっきりとしていた」
「ファン・マニュエルの容体についての新しい情報は、入手次第公表する」