2019年F1ベルギーGP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは4位を獲得した。
2番グリッドからソフトタイヤでスタートしたベッテルは、上位陣のなかでは一番早く15周目にピットイン、ミディアムに交換した。チームメイトのシャルル・ルクレール、メルセデスのルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスが21周目から23周目にピットストップを行った結果、ベッテルがトップに立った。しかしペースが落ち込み、チームの指示でルクレールを前に出した後、メルセデス勢をできるだけ長く抑え込もうとしたが、最終的には抜かれ、4番手に落ちた時点で再度ピットイン。ソフトタイヤに交換し、ファステストラップを記録した。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=4番手
楽なレースだったとはいえないね。スタートでいったんルイスに抜かれた後、ポジションを取り戻した。でもその後、タイヤに苦しみ始めて、予定より早くピットインしなければならなくなった。
ミディアムタイヤでの最初のころは、いいペースを維持することができたが、またペースが落ちてしまった。2番手を手放すまいと頑張ったけれど、抜かれてしまい、その時点で最善の策は、もう一度ピットに入って比較的いい状態のタイヤで走ることだった。
なぜ僕のマシンではタイヤのデグラデーションがこれほど高かったのか、理由を調べる必要がある。快適に走れなかった理由を知るため、細かい分析をしなければならない。
僕にとってはあまりいい週末ではなかった。でもチームにとっては素晴らしい週末になったから、それが大事なことだ。チームの皆におめでとうと言いたい。F1初優勝のシャルルは、とてもいい仕事をした。
(ルクレールをサポートしたことについて語り)僕が戦いに加われないことは明らかだったから、その時僕にできるのはチームのための仕事をすることだった。(ルイスに)時間を失わせ、シャルルとの間にギャップを築こうとした。最終的に(ルクレールは逃げ切ったので)十分な仕事をしたということになる。チームのことを考えるとハッピーだよ。自分自身のことを考えれば、満足できるレースではなかったが。