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F1第13戦ベルギーGP予選トップ10ドライバーコメント

2019年09月01日 18:41  AUTOSPORT web

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2019年F1第13戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2019年F1第13戦ベルギーGP予選でトップ10に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■リッチ・エナジー・ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 予選=10番手


 今日の予選には満足していいだろう。昨日のタイムからして、今日いいペースを発揮できるとは全く思っていなかった。とはいえ、状況がひと晩で一変する可能性がある、ということを忘れてはならない。なぜなら今のタイヤはとても難しいからだ。少なくとも僕らは苦労しており、他のチームも同じタイヤを使っている。

 僕らはどうしたわけかタイヤをうまく使うことができずにいるんだ。タイヤに関する知識が不足しているからだとは思っていないし、タイヤを完全に理解している者がいるとは思えない。でも僕らのマシンの何かが、今のタイヤとうまく合わないのだと思う。

 毎日、セッションごとに異なる結果が出て状況が変わっていくと、裏での作業を関連付けるのが難しくなってしまう。そういう面で少しいらいらするけれど、今日は10番手になれたし、明日は8番グリッドからのスタートだ。それは受け入れられるよ。

■スポーツペサ・レーシングポイントF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=9番手


 昨日の順位がよかったから、もっと上位を狙っていた。でも総合的に考えれば、悪くない結果だと思う。(金曜のトラブルにより)今朝、パワーユニットを旧型に載せ替えなければならず、思う存分プッシュすることもできなかったんだ。

 決勝には自信があるよ。今週末、マシンをうまく向上させることができているからね。周囲に速いマシンがたくさんいるから、楽なレースにはならないだろう。でもここはオーバーテイクしやすいサーキットなので、他のサーキットよりも戦うチャンスはあると思う。

■アルファロメオ・レーシング
キミ・ライコネン 予選=8番手
コメント発表されず

■ルノーF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=7番手
コメント発表されず

■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 予選=6番手
コメント発表されず

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=5番手


 Q1最初のアタックでフェルスタッペンは「同じ問題だ」と無線で報告し、Q2に進めるタイムを出せないままピットに戻った。予選後、ホンダF1田辺豊治テクニカルディレクターは、この問題について「Q1の最初に一時的なパワーダウンが発生したため、一旦アタックをやめることとなってしまいましたが、その後はセッティングを変更しQ3まで走りきることができました」と説明した。

 フェルスタッペンは自身の公式サイトに対し「さらにパワーをかけようとしてもそれができないというトラブルだった。予選全体を通してこの問題に悩まされてきた」とコメントしている。

「パワーが欲しいサーキットで、十分なパワーを使わずに走らなければならなかったので、理想的な状況ではなかった。でもその状態のなかで最大の仕事をするよう努めた」

 formula1.comに対しフェルスタッペンは、この問題により0.2秒ほどロスしていると言い、「問題については理解している。通常の状態にに戻すために、ステアリングホイールでふたつの変更をする」と語っている。
 フェラーリとメルセデスの後ろからスタートするフェルスタッペンは、決勝で順位を上げて表彰台をつかめるチャンスもあると考えている。

「5番手というのはまずまずの位置だ。決勝中に予選モードを使って走ることはあまりできないから、その面で不利になることはないだろう。つまり、ライバルたちに近づけるはずだ」

「今週末のフェラーリはあまりにも速い。でもメルセデスとの差は大きくないから、3位を狙って彼らに挑むよ。ファンのためにいい結果を持ち帰れるといいね」

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 予選=4番手


 今回メルセデスは予選ではフェラーリに全く歯が立たなかった。シャルル・ルクレールのポールポジションタイムから、予選3番手のルイス・ハミルトンは0.763秒差、4番手のボッタスは0.896秒差だった。しかし金曜のロングランはフェラーリよりもメルセデスの方が優れていたため、優勝のチャンスはあるとボッタスは考えている。

「レースに向けて楽観的に考えている」とボッタスはformula1.comに対して語った。
「僕らは昨日のロングランがとてもよかった。3番グリッドと4番グリッドからでも間違いなく優勝を狙えるよ」

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=3番手


「(ポールポジションを獲得した)シャルル(・ルクレール)におめでとうと言いたい。彼は今週末一貫して速さを発揮している。フェラーリは素晴らしい仕事をした。明日彼らにチャレンジできるといいね」とハミルトンは予選後に語った。

 日曜のスパは気温が下がると言われているが、それがメルセデスにとって有利に働くと思うかと聞かれ「どうなんだろう。エンジニアに聞いてみないと分からない」とハミルトン。

「どうなろうとも、全力で戦うつもりだ。フェラーリといいレースができればいいね。ロングランでは彼らに対抗できるかもしれない。戦略を利用することも考える」

 FP3でのクラッシュについては「最悪のセッションだった」と振り返った。

「パーツを用意したり、マシンを組み立てたりするために、大勢の人たちが長い間働いてくれていることを知っているだけに、胸が痛む。(予選に間に合わせるのは)大変な仕事になると分かっていた」

「僕らのチームのスタッフは完璧な仕事をしてくれる。常に110パーセントの力を注いでいるんだ。彼らには本当に感謝している。僕にできるのは、彼らの努力に報いるために、予選でいい結果を出すことだけだった」

「FP3でほとんど走れず、昨日のFP1でもかなり時間を失ったことを考えれば、予選に出て、今ここにいられることに感謝の気持ちでいっぱいだ」

■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=2番手


「Q3では(各車がスリップストリームを使おうとして行動したことで)渋滞になってしまって、それでポールポジション争いがうまくいかなかった部分がある。最終的にチームがフロントロウを独占できたのはよかったけどね」とベッテル。

「列の後ろになってしまって理想的ではなかった。でもいずれにしてもシャルルの方がいい仕事をしたことは間違いない。言い訳はしないよ」

「明日のレースが楽しみだ。マシンのペースはいい。それを44周にわたって披露することができると思う」

「マシンのパフォーマンスがいいというのが一番重要なことだ。明日は気温が変わるみたいだが、それがレースにどう影響するのか見てみよう」

■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 予選=ポールポジション

「FP1では速かったけれど、FP2でレースシミュレーションをしたらそれほど速くなかった。だから決勝はそれほど簡単にはいかないだろう」とルクレールはformula1.comに対して語った。

「もちろん全力を尽くす。今日は(メルセデスに)大きなギャップを築くことができたけれど、明日もそうとは限らない。ロングランの改善に努め、その結果を見てみるよ」

 ルクレールは今年、バーレーンではトラブルにより、オーストリアでは終盤マックス・フェルスタッペンに抜かれて、勝利をあと一歩のところで逃した。

「バーレーンでは自分に非があるわけではないから、その敗北から学ぶことはないけれど、オーストリアからは学習した。ライバルたちに対してどれだけアグレッシブに攻めるかという問題で、それについてはシルバーストンで示せたと思う」

「F1の決勝でトップを走るというのは、最初のうちは変な気持ちになるものだが、レースをリードする経験が増えるにつれて、慣れていくと思う」