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クラッシュのハミルトン、無事出走し予選3番手「状況を考えればこの結果に満足すべき。メカニックに感謝」

2019年09月01日 15:11  AUTOSPORT web

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2019年F1第13戦ベルギーGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が予選3番手
2019年F1ベルギーGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは3番手だった。

 ハミルトンは土曜午前中のFP3でターン12でコースオフし、クラッシュ。幸い本人は無事だったものの、マシンが大きなダメージを受けた。予選に出場できるのか懸念されたものの、チームは短時間で、フロントのサスペンションとホイールアッセンブリ、ノーズ、バージボード、フロアの交換を行った。Q1序盤、ロバート・クビサのトラブルで赤旗が出たことも助けになり、チームは無事ハミルトンを予選に送り出した。

 Q1では1分45秒260(5番手)、Q2では1分43秒592(3番手)、Q3では1分43秒282を、ハミルトンはすべてソフトタイヤで記録した。

「(ポールポジションを獲得した)シャルル(・ルクレール)におめでとうと言いたい。彼は今週末一貫して速さを発揮している。フェラーリは素晴らしい仕事をした。明日彼らにチャレンジできるといいね」とハミルトンは予選後に語った。

 日曜のスパは気温が下がると言われているが、それがメルセデスにとって有利に働くと思うかと聞かれ「どうなんだろう。エンジニアに聞いてみないと分からない」とハミルトン。
「どうなろうとも、全力で戦うつもりだ。フェラーリといいレースができればいいね。ロングランでは彼らに対抗できるかもしれない。戦略を利用することも考える」

 FP3でのクラッシュについては「最悪のセッションだった」と振り返った。
「パーツを用意したり、マシンを組み立てたりするために、大勢の人たちが長い間働いてくれていることを知っているだけに、胸が痛む。(予選に間に合わせるのは)大変な仕事になると分かっていた」

「僕らのチームのスタッフは完璧な仕事をしてくれる。常に110パーセントの力を注いでいるんだ。彼らには本当に感謝している。僕にできるのは、彼らの努力に報いるために、予選でいい結果を出すことだけだった」

「FP3でほとんど走れず、昨日のFP1でもかなり時間を失ったことを考えれば、予選に出て、今ここにいられることに感謝の気持ちでいっぱいだ」