2019年F1ベルギーGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは5番手だった。
フェルスタッペンはFP3では5番手。予選Q1では3番手(1分44秒622)、Q2では6番手(1分44秒132)、Q3では5番手(1分43秒690)のタイムをすべてソフトタイヤでマークした。日曜の決勝は他のトップ10ドライバーと同様にソフトタイヤでスタートする。
Q1最初のアタックでフェルスタッペンは「同じ問題だ」と無線で報告し、Q2に進めるタイムを出せないままピットに戻った。予選後、ホンダF1田辺豊治テクニカルディレクターは、この問題について「Q1の最初に一時的なパワーダウンが発生したため、一旦アタックをやめることとなってしまいましたが、その後はセッティングを変更しQ3まで走りきることができました」と説明した。
フェルスタッペンは自身の公式サイトに対し「さらにパワーをかけようとしてもそれができないというトラブルだった。予選全体を通してこの問題に悩まされてきた」とコメントしている。
「パワーが欲しいサーキットで、十分なパワーを使わずに走らなければならなかったので、理想的な状況ではなかった。でもその状態のなかで最大の仕事をするよう努めた」
formula1.comに対しフェルスタッペンは、この問題により0.2秒ほどロスしていると言い、「問題については理解している。通常の状態にに戻すために、ステアリングホイールでふたつの変更をする」と語っている。
フェラーリとメルセデスの後ろからスタートするフェルスタッペンは、決勝で順位を上げて表彰台をつかめるチャンスもあると考えている。
「5番手というのはまずまずの位置だ。決勝中に予選モードを使って走ることはあまりできないから、その面で不利になることはないだろう。つまり、ライバルたちに近づけるはずだ」
「今週末のフェラーリはあまりにも速い。でもメルセデスとの差は大きくないから、3位を狙って彼らに挑むよ。ファンのためにいい結果を持ち帰れるといいね」