「目の前で、同僚が突然クビになったから。明日は我が身と思わずにはいられなかった」(40代男性、管理・事務職)――キャリコネニュース読者からはこのような声が寄せられている。一方で、退職の決め手となったエピソードも数多い。営業職の40代男性は、
「今の会社で、初めて任された仕事を上司と相談しながら進めていたとき、先方からのクレームが本社に入る。その上司は私を一切かばうこともなく、それどころか『お前が勝手にしたこと』と切り抜けていた」
ということがきっかけで退職を決意したと明かす。
半年早く入った"局"にイジメられる 女性に客が付くだけで不機嫌に
管理・事務職の40代女性は、かつてパート採用された会計事務所で5年半在籍したが、その間に退職した者は20人にのぼる。
「2代目がパワハラ大魔王で、1年どころか数日単位で辞める人もいた」
それでも年齢的なことがあり、次の職は無いだろうと頑張ってみたものの、2代目の子どもが入社して状況は一変。パートが邪魔だったのか、あからさまに会社有意な雇用条件での契約更新を迫られたという。
夫から「流石に、これ以上そこにいたら心が壊れてしまうから退職してくれ」と言われて女性は退職を決意。会社側からは、後ろめたい気持ちからか「溜まってる有給を全部使っていいよ」と言われた。7人程度の職場にも関わらず、女性は21番目の退職者となった。
「今の職場は正反対の環境で、ボスのために頑張ろうと思いながら働ける。思い返せばあの5年半も無駄ではなかったのかもしれない」
20代の女性は元勤務先であるエステサロンで、半年早く入社していたお局に"いじめ"抜かれた。一回り近く年上の独身お局は、女性が「彼氏がいる」と答えれば不機嫌になり、女性に客が付くだけでも不機嫌になる始末だった。
数年後、家族と一緒にいるときにショッピングモールで再会して……
さらに、お局の嫌がらせは加熱する。
「お客に『出来ない子、使えない子』などと散々吹き込んでくれました。ゴマすりが得意で、上の人に取り入って私の悪口を一生懸命吹き込んでいましたね」
飼い犬が亡くなった時には「犬が死んだ程度で……」と鼻で笑われたが、これが退職の決定打になった。結局、お局も気まずくなったのか、女性の後を追うようにすぐ辞めたという。
数年後、女性が家族と一緒に大型ショッピングモールにある飲食店に入ると、元お局が働いていた。主人と息子、そしてお腹には第二子を抱える女性を見た元お局は、「ものすごく悔しそうな顔をしていた」という。
「お局さんのネームプレートは、昔のまま。この時初めて溜飲が下がりました」
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